④ 今後知名度が上がりそうな新店「鶏をくらわば骨まで愛して。」
最後は、2023年12月にオープンした「鶏をくらわば骨まで愛して。」を紹介したい。
ロケーションは、山陽電鉄・神戸市営地下鉄板宿駅から徒歩1分。JR鷹取駅からでも歩けない距離ではないので、腹具合によっては、先に紹介した「らー麺ひとしお」との連食もたやすいだろう。
同店が提供するラーメンは、屋号からも連想できるとおり、「鶏白湯」。しかも、鶏白湯だけで「白」「黒」「味噌」の3種類を作り分ける、その道のエキスパートだ。
他店舗では滅多にお目にかからない「鶏白湯ラーメン味噌」も興味深い一品だが、実食推奨メニューは、店側も“イチ押し”だと太鼓判を押す「鶏白湯ラーメン白」。
胴ガラ、手羽元などの鶏の骨を、9時間以上かけて徹底的に炊き上げて作られた白濁スープは、頭の先から足の先まで、鶏を丸ごといただいているかのよう。圧倒的に分厚い鶏滋味のすき間からチラリと顔を覗かせる香味野菜のナチュラルな素材感も、食べ手に好印象を付与する。
大阪、奈良を筆頭に、関西エリアには「鶏白湯」の優良店がひしめくが、同店の1杯も、遠からぬうちに「名鶏白湯」と讃えられることになりそう。足を運ぶなら、知名度がまだ上がり切っていない今がチャンスだ。
鶏をくらわば骨まで愛して。住所:兵庫県神戸市須磨区大黒町2-3-8 101営業:11:00〜14:00/18:00〜26:00 金土は〜29:00 定休:不定休instagram:@triwokurawaba