快適なグランドツーリングはもちろん、シャシーモードを切り替えれば、別次元の爽快なパフォーマンスを堪能できるという点はコンチネンタルGTスピードと共通だが、ベンテイガSブラックエディションはスポーツモードが強化され、運動性能がさらに向上しているのだ。
スポーツモードではエアサスペンションの減衰力が15％増加し、エレクトロニックスタビリティコントロールとベントレーダイナミックライドに採用されたスポーツモード専用のチューンによって、ステアリングフィールとターンインレスポンスが向上し、ボディロールが一段と減少した。
ベントレーのトルク・ベクタリング・バイ・ブレーキもチューニングが見直されている。コーナー入口で内側後輪に軽くブレーキをかけてフロントアクスルのターンインをよりシャープにし、ベンテイガSブラックエディションのレスポンスがいっそう良くなっている。
標準装備のスポーツエキゾーストは、プライマリーパイプとセカンダリーパイプの排気の流れをスムーズにするとともに、マフラーのパーフォレーションを減らして特性と流量を高め、よりパフォーマンス重視のフィーリングを実現している。
オプションの「オールテレインスペシフィケーション」を追加すれば、4種類のオフロードモード（「雪道＆濡れた草道」、「土道＆砂利道」、「泥道＆山道」、「砂道」）が利用できるうえ、水深500mmまで走行可能となり、本格的なオフロード性能が発揮される。
3.0リッター TFSI V6 ガソリンエンジンと100kWのモータージェネレーターからなるシステム全体の最高出力は462PS、0-100km/h加速5.3秒、最高速254km/h。ゼロ回転からフルトルクを発生する電気モーターの特性を活かしたハイブリッドだからこその、息を呑むほどのエフォートレスなパワーを体感できる。
V6 TFSIのサウンドに相応しいスポーティなキャラクターを際立たせるため、（スポーツモード行時の）エンジンルーム内のサウンドにもこだわっている。
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