水中考古学者としての全盛期はこれから訪れる
改めて、仕事の魅力は?そう聞くと、「考古学自体がパズルを解いているようなもので、謎解きを多国籍の仲間と行うのは非常に楽しいですね。
それに“明日は何が出てくるのか”といった楽しみもあるので、現場では毎日ワクワクしながら寝ているんです」と言い、その言葉からは、好きなことを生業に、心を弾ませながら暮らしている様子がわかる。
しかも考古学はキャリアを積んだ50代が働き盛りといわれる世界だ。現在40歳。年を重ねればそれだけ充足感も増えていく職務の本番は、これから訪れるのである。
THE SEAWARD TRIPが一冊の本となって発売中! 1980円。イカロス出版
2012年から続く本連載が一冊の本『海と暮らす〜SEAWARD TRIP』となった。これまでオーシャンズで紹介されてきた記事から20人のインタビューと20本のコラムを厳選して綴じたもので、「暮らしを豊かにする 金言」がたっぷり。
海との距離をギュッっと縮めてくれる内容は、まさに“海をいつも感じていたい”気分にぴったりなのだ。