スーツ20万3500円/ボリオリ(アマン 03-6805-0527)、ベスト1万7600円/アラン ペイン(真下商事 03-6412-7081)、シャツ1万9800円/スティーブン アラン(スティーブン アラン シンジュク 03-5321-9970)、スニーカー1万9580円/オン(オン・ジャパン 050-3196-4189)
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すべての写真を見る 「ゼブラ企業」という言葉を聞いたことがあるだろうか。2017年にアメリカで提唱された新しい概念であり、「社会性と経済性を同時に追求し、相利共生(群れ・集団としての共存)を大切にする企業」を指す。
つまり、社会貢献と営利事業を両輪とする企業であり、その名は群れで活動するシマウマに由来。人類の共存共栄に必須の先進的な概念として、世界的に注目されている。
そんなゼブラ企業の啓蒙と支援を行うゼブラアンドカンパニーの共同創業者である阿座上陽平さんは、ビジネススタイルにおいても先進的な考えの持ち主だ。
絶妙なブルーグレーが着やすいと阿座上さんが指摘した「ボリオリ」スーツは、軽やかなウール100%素材を使用。アンコン仕立ての代表的ジャケット「ドーヴァー」で、軽やかな着心地。
「普段の仕事はオンライン、オフライン問わず関係者とのミーティングが多いのですが、服装はTPOや天候を鑑みつつ、自分にとって心地がいい格好というのが基本です。
カジュアルばかりでスーツはほぼ着ないのですが、相利共生を実現するために、動物や地球のことも考えた多様でインクルーシブな経営を目指しており、服装でも体現できればいいなと思っています。
例えば冬はダウンではなくカポック(植物由来の保温素材)を選んだり、ときにはスカートでミーティングに出席したり。
僕のような、投資家なのか社会活動家なのかクリエイターなのかわからない人間がそういった格好で人前に出ることで、ある種の意識変容につながるのではないかと思うのです」。
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