3位:ダイハツ タント
ボードを抱えたままシートにドカッと座れるモデルも
ダイハツ「タント」。
横綱N-BOXを追撃する一番手。助手席と後席の間にピラー(柱)がない「ミラクルオープンドア」が最大の特徴だ。
広い開口部を作り出せるので、傘を差したまま乗り込めたり、子供を抱きかかえたまま乗り降りしやすかったり、横から大きな荷物も載せやすい。
「タント ファンクロス」。防水シートやラゲッジ等を備え、汚れた遊び道具もポンと放り込める。
アウトドアテイストのタントファンクロスなら、ボードや釣り竿を持ったままシートに乗り込みやすいから、遊びの一台としても選択肢に入るハズだ。
2位:トヨタ ヤリス
SUVからスポーツモデルまで、守備範囲が広いコンパクトカー
トヨタ「ヤリス」。これまでのコンパクトカーが謳いがちな“小さくても中は広々”をやめて、スタイルを重視し、走行性能を優先した。
乗用車でデビュー以来4年連続のトップに輝いたヤリス。といってもハッチバックモデルだけでなく、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」や、ラリーカーのような「GRヤリス」も含まれる。
「ヤリスクロス」。4WD車もあり、ガソリン車は走行モードが選べる機能が、ハイブリッド車は後輪をモーターで制御するシステムが備わる。
こうした幅広い層に対応するバリエーションが、販売の好調を支えているようだ。いずれも個性的な見た目と、ハイブリッド車を筆頭とした低燃費、コンパクトゆえの取り回しやすさが共通の魅力。
1位:ホンダ N-BOX
3代に渡り、幾度も売り上げトップに輝く大横綱
ホンダ「N-BOX」。左が標準モデル、右がカスタムモデル。
初代から度々販売台数トップを獲得する、もはや大横綱みたいなモデル。
2023年10月に3代目へフルモデルチェンジ、つまりモデル末期の2代目が2023年の販売の中心だったにも関わらず、年間チャンピオンに輝いている。
それだけ2代目でも国民は十分満足していたのだが、3代目は2代目の些細なネガを徹底的に潰したような盤石の仕上がりだ。
一方で新型の見た目は、印象強めのフロントマスクが売りだったカスタムモデルも、スッキリさっぱり。これなら誰でも躊躇せずに乗れる。
というわけで3代目もまた、発売後の月間ランキングで毎月首位を独走中。これに、もしもライバルにあるようなアウトドアテイストのモデルが追加されたら、さらに売り上げが加速する!? この大横綱を倒すような若武者の登場も、今後の楽しみのひとつだろう。