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V8のシボレー「カマロ」は“もしトラ”で復活するか!? 

シボレー「カマロ」(2017年11月〜2024年1月)。6.2L V8のほかに、2Lターボもあった。

シボレー「カマロ」(2017年11月〜2024年1月)。6.2L V8のほかに、2Lターボもあった。


アメリカンクーペを代表する一台、シボレー「カマロ」がまさかの生産終了! 1967年に初代が登場して以来、6代続いたその歴史に幕が下りると聞いて、最初は耳を疑った。

しかしよくよく考えれば、これだけSUVが流行していて、BEV時代がやって来ると言われている昨今、6.2LのV8エンジンを積んだ2ドアクーペなんて、そう簡単には売れないのかもしれない。

しかし、改めて見てほしい、この荒々しいルックスを。獰猛な獣のように低く構えるスタンスを。今どき、こんな車のほうが逆に新鮮じゃないか。

また6代目は、直線をバビューンとかっ飛ばすのではなく、ワインディングも楽しめるスポーツカーとしての高い性能も備えていた。

デビュー時は8速ATだったが、途中から10速ATが備わるようになった。

デビュー時は8速ATだったが、途中から10速ATが備わるようになった。


“もしトラ”、つまりもしもあの人がアメリカ大統領になったら、BEV促進政策が見直されると言われているから、もしかしたら存続の可能性があるのかも!?

いや、例えBEV時代になっても、ライバルのフォード「マスタング」のように、BEVのマッスルカーとして生まれ変わってくれればいい。

GMも「カマロの物語は終わらない」と言っているので、いずれ新しいカマロが登場するのだろう。それまではアメリカンV8を、在庫限りの新車で味わうか、中古車で楽しんで待っていよう。

籠島康弘=文

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