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2024.03.24

ニュース

KYNEが地元・福岡市美術館で大規模個展を開催!新作壁画やドローイングに限定ショップも出現



福岡を拠点とするアーティスト「KYNE」。シンプルな背景に女性を描く作風で知られており、さまざまなブランドとの協業でも有名だ。そんなKYNEの国内初となる美術館での大規模個展を地元・福岡市美術館にて開催される。

特典付きのチケット情報や会場限定で購入可能な博多通りもんのKYNEパッケージや、波佐見焼のマルヒロとコラボしたマグカップがお披露目された。また、4m×12mの巨大な壁画を含む、150点以上が公開される予定だ。

【写真8点】「KYNEが地元・福岡市美術館で大規模個展を開催!」の詳細を写真でチェック



KYNE(キネ)は、1988年生まれ、大学時代に日本画を学び、2006年頃から制作活動を開始した。1980年代の漫画やアイドルのレコード・ジャケットからインスピレーションを受けた、クールな表情の女性を描くことで知られている。

また2010年代から、しだいに知られるようになったKYNEの作品は、アパレルブランドとのコラボレーション、CDジャケットのイラスト、広告などを展開することで、国内外で大きな注目を集めている。

さらに、2020年から2022年まで福岡市美術館で公開した横13mの壁画〈Untitled〉も大きな話題となった。



KYNEが描くのは、一見不愛想で、意志を感じさせる太い眉と目を持つ、シンプルな服装をした女性たち。

“KYNE-girl”と呼ばれる彼女たちは、限られた色数と無駄を削ぎ落としたシンプルな描法で描かれ、観る者へ強い印象を残す。これは少年時代から興味のあったストリートの文化と、大学で学んだ日本画、1980年代の文化など、さまざまなエッセンスが組み合わさってできたもので、誰にもなびくことのなさそうな意志のある女性像は、今や現代を象徴するアイコン的な存在となっている。



KYNEの国内初となる美術館での大規模個展として開催する本展は、巨大な新作壁画を含む、絵画、版画、ライトボックス、立体、ドローイングなど、約150点を一挙に公開。

タイトルの「ADAPTATION(アダプテーション)」とは、生物が環境に適応するために変化することをさす言葉だ。KYNEはどのような戦略で表現を研ぎ澄ましていったのか、その軌跡をご覧いただきたい。





また、展覧会限定のグッズを取り扱うショップが登場。

福岡土産の定番「博多通りもん」とのコラボ商品や、福岡発のステーショナリーブランド「ハイタイド」とのボールペンやクリアファイル、波佐見焼の陶磁器ブランド「マルヒロ」とのマグカップなどを用意している。





展覧会の見どころとしては、4×12mの書き下ろし新作壁画が登場し、それをのんびり座って休憩しながら鑑賞することができる。

さらに、作品が出来上がる前に何パターンも作られるドローイングなど、アーカイブ資料も多数展示する。

ADAPTATION – KYNE
会期:4月20日(土)〜6月30日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
※4月29日(月・祝)、5月6日(月・祝)は開館し、翌4月30日(火)、5月7日(火)が休館
会場:福岡市美術館 2階 特別展示室
料金:一般1700円(1500円)、高大生1000円(800円)、中学生以下 無料
※()内は、前売り、20名以上の団体、満65歳以上の割引料金
主催:KYNE展実行委員会
企画協力:GALLERY TARGET
特設サイト https://adaptation.kyne.jp/
Instagram @adaptation.kyne


POW-DER=文

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