服好き視点で語る、愛車の魅力
この取材をきっかけに、改めて自分の車選びの嗜好を振り返ってみたという小林さん。
「『服が好きだからこういう車が好き』というのは、間違いなく繋がると思います。
ひとつは定番好きだということ。リーバイスのデニムに『グレートヴィンテージ』があるように、ベンツでいえば、95年までの車が旧来のベンツらしいベンツと言われているそうです。品質第一、コスト二の次で『高級車であること』を突き詰めていた時代ですね」。
そしてもうひとつは、同じW124に乗っているファッション業界の友人兼仕事仲間が数人いることだ。
「NYに1人、それからLAにも W124に乗る友人がいます。彼らと商談するときは自然と会話が盛り上がりますよね。この車を介してビームスの仕事に繋がっているところが、少なからずあるんです。
そんな素敵な縁を紡いでくれる愛車ですから、やっぱり、まだ当面は乗り続けたいですね」。