ブラバスがG63をベースに作りあげた900 XLP Adventure one of ten。
メルセデス・ベンツのゲレンデ(Gクラス)だって、今や都内でよく見かける車です。だからちょっとでも他人との違いを出したくてカスタムをしたG63を選ぶ人もいるんですが、そのはるか上を軽~くいけるのがブラバスの「900 XLP Adventure one of ten」です。
最高出力900馬力、0-100km/h加速4.4秒のピックアップ。
900馬力っていうもの凄いけれど、それ以上にゲレンデをピックアップトラックにして、これだけリフトアップしています。道を選ばないと走れないし、駐車場も見つけにくいし、乗りやすさでいったら普通のゲレンデのほうが断然いい。さらに言ったらレクサスのSUVでいいじゃん、と。でも、違うんです。
シェル状のキルティングとパンチックが施されたレザーシート。
マウントの取り合いです。「オレはおまえらのゲレンデとは違うのに乗ってるんだぜ」というのがステータスなんです。テスタロッサよりケーニッヒ、G63よりブラバス。いつの時代も変わらないですね。漢ってそんなもんです。
ロングノーズ&ショートデッキ、しかもリトラクタブルライトと格好いい車の要素が全部入っているセリカXX。
最後に、編集部が気になったという一台も紹介します。トヨタセリカXX(ダブルエックス)です。この車って、イジるとなるとどうしても暴走族っぽくなりがちだけど、これはそうじゃない。でもノーマルでもない。もの凄い中途半端ですけど、今はこれくらいがちょうどいいと思います。
こういう旧車は当時のままにカスタマイズすることを良しとする、オリジナル信奉者もいますが、それはそれでやってくれればいいです。僕は自分が良ければ改造していいと思っている。だって趣味なんだから。趣味は誰かに褒めてもらいたくて、やるもんじゃないでしょ?
……という大阪オートメッセですが、いかがでしたか? 東京オートサロンと全然違うでしょ?
東京がスマートなら、大阪はある意味泥臭いというか、癖が強い。だいたい浪速のマダムがヒョウ柄を着るのなんて、主張しかないじゃないですか!
東京はサラッとしているけれど、大阪は主張すればするほどイイというカルチャー。関西出身の僕としてはそこが好きなんですよねー(笑)。