空港から電車1本、夏場は行列のできる人気店

「サンカチ冷麺」は、空港鉄道の乗り入れ駅でもある孔徳駅から徒歩5分の場所にあります。荷物の少ない旅行者ならば空港に行く前にサッと食べに行ける、アクセスの良さも魅力です。

お店は大通りから入ると直ぐにあります。

店内には券売機があり、機械で注文します。ひとりで行くにはうれしいスタイルですね。画面を見て食べたい物をタッチし、右下のパネルで会計へ。決済方法がわからなければ店員の人に聞いてみましょう。優しく教えてくれます。



「咸興冷麺」は汁なしのビビンネンミョン（混ぜ冷麺）が主流ですが、このお店には汁ありのムルネンミョン（水冷麺）もあります。おそらく日本人のイメージする冷麺は後者の方でしょう。

今回は僕の好みで、汁ありを選択。サイドメニューのヂョルパンサムギョプグイ（鉄板サムギョプサル焼き）、クンマンドゥ（平たい饅頭）も頼みました。

ちなみに、ビビンネンミョンを頼んでスープを貰い、食べてる途中に麺に注いで食べる、なんて味変もできますよ。

スープの中にはシャリシャリの氷が入っている。

この店は基本的にセルフサービスです。

注文後しばらくすると呼ばれるので取りに行き、調味料とハサミを持って自分の席へ。麺が長いのでハサミを入れてザクザクと切ってから、スープの中にある赤いソースを混ぜます。

お好みでからしと酢を入れ、しっかりと混ぜてからいただきましょう。



味わいはさっぱりとした薄味。スープは甘めの店もありますが、ここのは甘味が抑えられています。酸味のある爽やかな自家製出汁と、コシがあって粘り気の少ない麺が相性抜群でスルスルと食が進みます。

この出汁が重要で、調味料の香りが強いところもありますが、この店の出汁は自然な香りで好印象です。



赤いソースを混ぜると辛味が増します。個人的にはからしを加えてツーンと鼻に抜ける辛さを味わうのがおすすめですね。