「管理職ができるかも」と思わせるには
興味を持ってもらえれば、あと一歩です。冒頭であったように「管理職に自分は向いていない」という感情をいかに突破するかです。
「向いていない」と感じるのは、専門的な用語で言えば「自己効力感」がないということです。「自己効力感」は「できそうな気がする」(I think I can)ということです。
当たり前ですが、人は「できそうな気がすれば」やろうと思いますし、そうでなければやりません。管理職をやったことがない一般社員に、なぜか「できそうな気がする」と思わせるためには何をすればよいか。
それは、管理職にする前に、ミニ管理職経験をさせて成功体験を積ませることです。
後輩をつけて一緒に仕事をさせてみるだけでよい
管理職とは部下に仕事を振ることで、個人ではできない大きなことをチームで行う役割です。
そう考えれば、別に課長とか店長とか役職がついていなくとも、管理職的な仕事は結構多くの人が知らず知らずのうちにやっています。
管理職につけたい一般社員がいれば、まず彼・彼女に1人だけ後輩をつけてあげて、2人の「チーム」で何かをする仕事をアサインしてみてください。
2人でも立派なチームです。先輩である一般社員は後輩と仕事を分担しなければなりませんし、後輩の進捗を管理し、危なければサポートしなければなりません。
そして、それは意識していようといまいと、もう既に「管理職」の仕事です。
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