6年の連載期間で描いたのはわずか“4カ月間”
これだけ人気が出たのは、とにかく話が面白かったからだと思います。
登場人物がみんな魅力的だし、俺なんて未だに正確なルールがわからないけど、それでも伝わってくるものがありますよね。
『スラムダンク』を読んでると、まるで自分がコートにいるかのように何が起きてるかを想像できるっていうか。バスケの迫力も人の心の動きも、全部がわかる。
流川とかリョータなんてめちゃめちゃ上手い選手なんだろうな〜って、素人の俺にも伝わってきますからね。
でも何に驚くかって、たった4カ月くらいの話を全31巻にわたって描いてるところ。連載期間なんて6年もやってたんですよ。
こっちは毎週「このあとどうなるんだ……」ってやきもきしながら発売日を待ってたのに、下手すると作中では1話あたり数十秒しか進んでいないみたいな。そのスピード感もすごかったな〜。俺たちの世界じゃもう1年経ってるぜ?っていう(笑)。
4/6