連載「漫画、般若。」とは…… 今回フォーカスするのは、ジャンプ黄金期を支えた大人気漫画『幽☆遊☆白書』。実写化で話題となっている今、改めてその魅力を般若が深掘り!
動画はコチラ!(戸愚呂編、魔界編含む) ※以下『幽☆遊☆白書』(完全版)全15巻のネタバレあり。 いそうでいないタイプの主人公・浦飯幽助
ということで、今回取り上げるのは『幽☆遊☆白書』。週刊少年ジャンプで『幽白』の連載が始まった約30年前、僕が小5のときですね。
当時はほかにも『ドラゴンボール』『ジョジョ』『キャプテン翼』『こち亀』『SLAM DUNK』なんかが連載中で、まさにジャンプの全盛期。本当にいい時代を過ごしました。
そこに『幽白』がドカンと出てきて、不思議な漫画が登場したなって印象でしたね。だって「ヤンキー×妖怪×魔界」ですよ?
そんな設定、それまで見かけなかったし、絵も可愛くてキャッチーで、一気に人気が出たのを覚えてます。周りもみんな読んでましたね。
『幽☆遊☆白書』(集英社)原作・冨樫義博。1990年から1994年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された超傑作。主人公・浦飯幽助たちの戦いを描く冒険活劇。コミックの完全版は全15巻。Netflixで配信中の実写版ドラマも話題沸騰!
まず、最近改めて読んでみて、主人公の浦飯幽助ってどの漫画の主人公よりめちゃめちゃ真っ直ぐだなって思いました。ブレずにひたすら前を向き続ける。そういうタイプの主人公って、意外といないんですよ。
それと、今はサブキャラも強い漫画が多いじゃないですか。もちろん『幽白』にもいるけど、やっぱり幽助が突出して気持ちが強い。いろんな意味で主人公に強さが求められた時代だったのかもしれないですね。
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