今をさかのぼること2020年、OCEANSは「花粉症に効く!」とウワサされていた“白い粉”を紹介した。
その粉の正体は、東京大学名誉教授の小柳津広志先生が、横須賀の小さなカフェで販売している「長沢オリゴ」という食品である。
小柳津広志●東京大学名誉教授。カフェ500オーナー。専門は微生物系統分類と腸内細菌。米国留学を経て、43歳という若さで東大教授に。2017年に神奈川県・横須賀市に減塩カフェ「カフェ500」をオープンし、2018年から長沢オリゴを販売。著書に『東大の微生物博士が教えるーー花粉症は1日で治る!』(自由国民社)など。
長沢オリゴとは、大腸に潜む酪酸菌のエサとなるフラクトオリゴ糖のこと。この水溶性食物繊維を食べて大腸内の酪酸菌を増やせば、アレルギー症状をはじめ、あらゆる炎症反応を抑えることができるというのだ。
実際、小柳津先生が数千人の長沢オリゴの使用者に聞き取り調査を行った結果、驚くべき効果があることがわかったという。
その詳細は2020~2021年に配信された3本の記事(『
東大名誉教授が人知れず調合する“魔法の白い粉”。その驚くべき効能』、『
花粉症、便秘、がん予防に! 万病に効くと噂の「長沢オリゴ」の真相&マル秘レシピ』、『
衝撃の独占インタビュー。「長沢オリゴ」でウィズコロナ時代をサバイブできる⁉』)をチェックしてほしい。
あれから3年経った今、長沢オリゴは一体どうなっているのだろうか? OCEANS取材班は、先生が経営する「カフェ500」へ向かった。
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