小島 僕の場合はやっぱりナイキの「エアマックス 95」。流行り廃り関係なく買い続けています。意図して3年前くらいのモデルを履くことも。スニーカー好きと会えば「それいつのだっけ?」と話題になります(笑)。
平 コミュニケーションツールとしての“ちょい前スニーカー”ですね。あるあるだ(笑)。
小島 海外ではノリのいいショップスタッフが必ず話しかけてくる。
大橋 それもあるある(笑)。自分は変わらずニューバランス。基本的にはインラインのものを選んでいます。トレラン系で、今で言うと「610」、ちょっと前だと「801」とか。
小島 「801」って売れていました?
大橋 発売当時のオリジナルは売れ筋ではなかったと思います。実際自分は、90年代にはワゴンセールで買いましたし。
平 僕もワゴンセールは大好きですね。
小島 ワゴンセールやアウトレットは、数年後“人と被らない”という価値が出てきますよね。
大橋 ファッション感度の高い人ほど“ナシをアリにする”感覚が鋭いと思います。以前アトモスさんが出したベージュ×ピンクの「エア フォース1」も、海外の連中が食いつきましたよね。
小島 日本企画が多かった、2000年頃のモデルです。
大橋 最初売れていなかったものが急に売れ出すタイミングって、わりと似ているんですよ。当初の製品イメージから逆方向に振れたときに、ドーンとハネる。
2000年代初頭に登場したスリッポン「オークリー フレッシュ」。その復刻版とLAのクリエイティブチームがコラボ 。 私物
「刺激的な、際どいデザインです。同世代で履いている人がほぼいないというのも◎」(平)。 私物
平 最近注目している
オークリーとブレインデッド(LAのクリエイティブチーム)のコラボものも、本来のモデルとはだいぶ違うイメージに仕上げていますし。“ナシをアリにする”感覚、読者の方もぜひ参考にしていただければ!