OCEANS

SHARE

2024.02.03

ライフ

海洋保全途上国・日本。「周回遅れ」と言われる世界トレンドとの差[教えて!井植美奈子さん]



海に囲まれた島国に住み、古来から魚を食べてきた日本人にとって、海はとても身近な存在で、その恵みを多く享受してきた。

しかし、海に囲まれているからといって、海が現在どんな状況に置かれているかを正確に理解している人はどれくらいいるだろうか。この先も魚を食べ続けることはできるのだろうか。

海洋保全の先駆的な活動を続けてきた、一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局の理事長を務める井植美奈子さんによれば「海洋保全に関しては日本は周回遅れ」。その真意とは?
井植美奈子さん●ディビッド・ロックフェラーJr.が米国で設立した海洋環境保護NGOのアフィリエイトとして日本法人を設立。水産資源の持続可能な消費をめざす『ブルーシーフードガイド』、マリンスポーツの環境基準『クリーンレガッタ』等のプログラムの開発、運営による啓蒙活動で持続可能な社会の実現を目指す。京都大学博士(地球環境学)京都大学大学院非常勤講師。

井植美奈子さん●ディビッド・ロックフェラーJr.が米国で設立した海洋環境保護NGO[Sailors for the Sea]のアフィリエイトとして独立した日本法人「一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局」を設立。水産資源の持続可能な消費をめざす「ブルーシーフードガイド」、マリンスポーツの環境基準「クリーンレガッタ」等のプログラムの開発と運営を手掛ける。京都大学博士(地球環境学)・東京大学大気海洋研究所 特任研究員。OCEANS SDGsコンテンツアドバイザー。



2/4

次の記事を読み込んでいます。