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空気清浄機で空気をクリーンに



――家の中に入ってしまった花粉の対策を教えてください。

家の中で動き回ることが、対流花粉が舞い散るおもな原因ですので、走り回る子供やペットには配慮したいところ。特にハイハイしている赤ちゃんは直接床の花粉を触れたり、吸い込んだりする可能性がありますから。大人であっても、室内の家事やワークアウトには注意しましょう。

――家の中に入った花粉が床に溜まるのなら、床掃除も必須ですね。

こまめな掃除が必要ですが、やり方には注意が必要です。ホウキを使った掃除は、花粉の対流を促してしまうため、逆効果です。

また、掃除機も排気口から空気を巻き上げてしまうため、対流花粉の原因になってしまいます。掃除機を持って動き回っているうちに、花粉が舞い散って、体に付着してしまうといったことにもなりかねません。

そういったことを防ぐために、床の掃除中には空気清浄機を動かしておくことをおすすめします。

――やはり花粉症対策には空気清浄機が有効ですか?

現在のところ、密封された室内のアレルギーのもとになる花粉やダニ、カビ、ウイルス、化学物質の除去は空気清浄機がベストです。ただ、空気清浄機ならなんでもいいというわけではなく、いくつかの選定ポイントがあります。

――どんな空気清浄機を選ぶといいですか?

まずはフィルターの性能。花粉をしっかりキャッチできるHEPAフィルターが搭載されているものがいいでしょう。ほかにも空気が漏れにくいシームレス構造になっているか、花粉を瞬時に取り込める強力なパワーが備わっているかもポイントです。

――空気清浄機はどこに置くのが効果的ですか?

冬場はエアコン(暖房)の対面に置きましょう。エアコンは暖かい空気を下に向かって吐き出すため、エアコンの対面に置くことで、効率良く空気を吸入できます。反対に夏場は、エアコン(冷房)の真下に置くことで、効率良く空気をキレイにできます。対流花粉の対策を行うためには、24時間の稼働が理想的です。


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