ロボット掃除機と空気清浄機のW使用が理想
――石井先生は、自宅でどのような対策をしているんですか? これまで述べた通り、対流花粉の対策は、床の掃除と空気のケアが2本柱です。いちばん効率がいいのは、人がいない空間でロボット掃除機を稼働させ、かつ空気清浄機を動かしておくことです。私も普段、24時間、空気清浄機を動かし、自宅に人のいない時間帯にルンバを使って床を掃除していますよ。
――対流花粉のケアをすると、花粉症は軽減しますか? 「触れない」「吸わない」「近づかない」というのが花粉症対策の基本です。厚労省からも、花粉症の根本的な治療として、「花粉への接触を避けること」が提案されています。
室内の対流花粉の絶対量を減らすことができれば、相対的に花粉との接触も少なくなり、症状が緩和される可能性が高いと考えます。
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外出中はともかく、家の中にいる時間も対流花粉にさらされていたことに気付いていなかった人も少なくないのでは?
花粉が飛び始めるのはちょうど節分がある2月。「鬼は外、福は内」というが、今年は内に潜む花粉も追い出そう。