「あぜ道最速!」と言われても、理解不能な“ゲテモノ”
HOT ROTY/静岡工科自動車大学校。学生たちは自らの乗り物を「ゲテモノ雑種号」と呼ぶ。
極端に車高が低くて、一瞬乗り物なのか何なのか分からない。
「ホンダアクティ(軽バン)とホンダストリート(軽バン)とフォーミュラハヤブサ(フォーミュラーカー)を合体させたんです」と教えられたが、正直、理解不能。
ドア(?)を開けるとスズキのバイク「ハヤブサ」と同じエンジンがシートの前に現れる。
まずアクティを水平方向にカットして全高を縮め、さらにタテに真っ二つにして、横に広げた。横に広げれば当然縦方向に大きな隙間ができるので、ストリートのルーフやボディを切ってその間を埋めた。
そうやってできた外板をフォーミュラーカーに乗せた、と言えば少しはおわかりいただけるだろうか?
いろんなモノがむき出しでごちゃごちゃしてるが、ハンドルが備わっているのでそこが運転席だとわかる。
なぜそんな面倒なことを?と聞くのは野暮。静岡工科自動車大学校に通う若者たちの発想に「コイツはスゲエや!」とただただ驚くしかない。
いつか、自称「あぜ道最速」を実証する日が来るのを待ちたい。
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