OCEANS

SHARE

加齢臭が染み付きやすい服とは?

――新品の洋服を着た場合、どれくらい着続けると加齢臭が気になり始めるのでしょうか?

初めて新品の洋服を着たときから臭いが付いてしまいます。ただし1日に発生する加齢臭は、同じ人であれば一定ですので、日によって洋服への付着量が変わることはありません。

一方で洋服に蓄積された皮脂については、その人の皮脂の分泌量や洋服を着た回数などによるため、ケースバイケースです。私の場合は、季節の始まりに去年着ていた服を出したところ、皮脂の蓄積によって襟の部分が黄ばんでいました。

ですので1週間に2回、もしくは2週間に1回のペースで着た洋服は、加齢臭が染み付いている可能性が高いですね。



――洋服を着るだけで加齢臭が染み付くということですが、特に染み付きやすい洋服はどんなものでしょうか?

洋服というより素材の話になってしまいますが、ポリエステル素材は加齢臭が染み付きやすいと考えられています。ポリエステルは石油から作られた素材ですので、油分を吸収しやすいのが特徴です。

皮脂には油分が含まれているため、ポリエステル素材に付着すると、普通の洗濯ではあまり落ちません。

――反対に加齢臭が染み付きにくい洋服の特徴はありますか?

レインコートなどのビニール素材は穴が非常に小さく、物質が入りづらいので、加齢臭が付きにくいと思います。洋服は縫ったり編んだりしている時点で物質が入るほどの大きな穴ができてしまうので、布で作られた物はどうしても皮脂や油分が入りやすいですね。


3/3

次の記事を読み込んでいます。