ただ、引退を契機に時計熱が再燃。
「長く過ごした現役引退の記念は時計にしようと決めました。ただ、なかなかズバリの一本が見つからなかった。そこへ登場したのが、この『ロイヤル オーク・ダブル バランスホイール』です。
友人が同モデルの別バージョンを着けていて、“これが欲しい!”って。今でも、デザインを見たときの感動、腕に乗せたときの喜びは忘れられません」。
最愛の「ロイヤル オーク・ダブル バランスホイール」は、現役引退の記念に老舗時計店ヨシダで購入。
そんな野村さんが次なる時計を求めるならば「スーツと合わせてよりドレッシーに見えるもの」とのこと。
「高価なものなので、ついオン・オフ使えるスポーティなものを選びがち。次はドレス専用にしたいです」。
腕時計K18WGケース、38mm径、自動巻き。286万円/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座 03-6254-7170)、ジェケット8万5800円、ニット4万2900円、パンツ4万4000円/すべてジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238)
スーツも色みの少ないシンプルなものが好きということから、シルバーカラーで、シャツ袖に収まる薄型、こだわり派も満足するロングセラーの3要素でチョイス。
選んだのはブレゲの「クラシック 5157」だ。
歴史に名を刻む時計師アブラアン-ルイ・ブレゲが製作した懐中時計にデザインの範を取る「クラシック」コレクション。ブレゲ針を備えた5.4mm厚の2針モデルは、ダイヤルいっぱいに施されたギョーシェ彫りも見どころ。
着用したブレゲについても「素材は金なのに銀色のK18WGは、控えめでいいですし、歴史あるブレゲは申し分なし。デザイン的にも最高です」と、ご満足いただけた模様。野村さんをさらにモチベートする存在になるかもしれない。
柔道家 野村忠宏さん●五輪3連覇の偉業を成し遂げ、2015年に現役を引退。その後は自身の会社ネクステンドを立ち上げ、柔道の普及活動や名城大学薬学部特任教授など多彩に活躍。
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