からっぽのリュックで登校! 宿題もなし!
スウェーデンの義務教育では、教科書、ノート、鉛筆、消しゴム、色鉛筆など、学業に必要なものは100%学校が用意してくれます。親と教師のやり取りはデジタル化されていて、配布物を持ち帰ることもほとんどありません。リュック持っていく意味ある!?
ちなみに宿題もほぼありません。「大人も仕事が終わって帰ったら、家では休みたいでしょ? 子どもも同じよ」。3者面談の時に「宿題がないのはなぜ?」と聞いた時の先生の答えです。
スウェーデンでは「休むことで効率が上がる」と考えられており、職場にも「フィーカ」という休憩時間が設けられています。2か月もある夏休みにも一切宿題は出ず、あそびに徹するべしとされています(読書だけは推奨!)。
教室の片隅にはこんなリラックス空間が。
給食は食べたいものを、食べたい量だけ
小学校のみならずなんと保育園でも、給食はビュッフェスタイル。「全種類を全部食べること」ではなく、「自分でとった分は残さず食べること」が重視されます。
何事も強制しないという文化ならではの方針ですが、ちゃんと食べずに帰ってくる日もあったりして、日本人としては、もう少し食育してほしいな、とも思います。
文・写真:ダールマン容子さん
2006年スウェーデンに移住。北欧雑貨のwebショップ「SOPIVA」店長で2児の母。YouTubeチャンネル「NordLabo」でも北欧の暮らしを発信中。