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「よろしくお願いします」。

「よろしくお願いします」。


こちらは人事総務秘書として働く吉田アリスさん。母親がたまたま読んでいた本に「アリス」という女の子が出てきて、「あら、これいいじゃない」となって命名されたそうだ。

アリスさんが生まれ育ったのは大阪の豊中市。兄が2人いたので、遊びも男の子っぽいものが多かった。

「ずっと憧れでした」という4歳上、10歳上のお兄ちゃんたちと。

「ずっと憧れでした」という4歳上、10歳上のお兄ちゃんたちと。


子供の頃に打ち込んだのはクラシックバレエ。5歳から高校1年生まで続けた。

「中学ぐらいから発表会やコンクールに出始めますが、入賞はするものの、バレエ学校にスカウトされたり、海外留学への権利がもらえたりというところまでは行かなかったんです。でも、楽しかったし、他のことに興味もなかったので、週6とかで教室に通っていました」。

印象に残っているのは中学2年生のときに出場したコンクール。「ダイアナのヴァリエーション」という一番自分に合っていた演目だったため、踊っていてとても楽しかったのを覚えているそうだ。

周りからも「本当に良かったよ」という声をたくさんもらった演目。

周りからも「本当に良かったよ」という声をたくさんもらった演目。


バレリーナになる夢を追い続けたアリスさんだが、脚の怪我や家庭の事情などがきっかけで悩んだ末に引退を決意する。

「高校卒業後は大阪の大学に進学。海外で暮らしたいという気持ち強かったので英語を専攻しました。同時に高校時代から関心が高かった美容専門学校にも通いました。美容系の資格を持っていれば海外に行ったときに役立つかなと思ったんです」。


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