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2024.01.11

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“デニム”をテーマにビームスが軽自動車をカスタム。東京オートサロンでお披露目だ!



「ビームス」は「日産自動車(以下、日産)」と、1月12日(金)〜14日(日)に幕張メッセで開催される「東京オートサロン2024」で、コンセプトカー「ルークス ビームス カスタマイズド コンセプト(ROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPT)」を出展。

昨年6月にマイナーチェンジした日産のスーパーハイトワゴン「ルークス」をベースに、ビームスがカスタマイズを監修した。

【写真9点】「“デニム”をテーマにビームスが軽自動車をカスタム」の詳細を写真でチェック



“Happy Life Solution Company”を掲げ、新しいライフスタイルと生活文化の原動力になることを目指してきたビームス。日産は創業以来、「他がやらぬことをやる」という精神のもと、革新的な商品・技術の開発に取り組み、ユーザーへワクワクを届けてきた。

今回の企画は、両社の価値観が共鳴したことで実現。人々の生活に根付く軽自動車の魅力と存在意義を見つめ直し、アーバンモビリティの喜びをより視覚的に表現した。



「軽自動車をビームスの視点で見つめ直す」というアプローチで、“BEAMS ROOX EYE(藍・愛)”をスローガンに掲げた本コンセプトカー。

このスローガンの下、軽自動車が人々にとって身近な存在であることから、デザインにファッションで馴染みのあるデニム(“藍”)を採用。そして、随所に気分が高揚するデザインを取り入れた「ルークス」の車内に、家族や友人と自然に会話が生まれる“愛”に満ち溢れた空間を演出する。



ビームスと日産のロゴが施されたボディは、旧式の織機(シャトル織機)で織られたセルビッジデニムの裏地をイメージしたライトグレーで全体を覆う。それとともに、窓際を飾る浮島状のアクセントや、リアバンパーの周辺を含む車体の下部には、デニムの表地を表すインディゴ(藍色)でさりげなくあしらった。

本物のデニム生地の裏側を彷彿させる、ライトグレーとインディゴ(藍色)のツートーンによる、都会的でグラフィカルな車体に仕上げている。



「オシャレは足元から」というファッションの通説と向き合い、車の足回りにも工夫を凝らしている。

ホイール中央のプレートにはボディと同じライトグレーを取り入れ、ディスクの隙間からはインディゴ/オレンジのディテールがさりげなく顔を覗かせている。足回りの繊細なカラーコントラストまでデニムの裏地にこだわることで、文字通り「ルークス」をビームス流にトータルコーディネイトした。



「本当に良いモノに表裏はない」という価値観のもと、デニムの裏地をインテリアに使用。最も象徴的なのは、車内の主役となるシートだ。シートは良質なセルビッチデニムの特徴であるほつれ止め、通称“耳”と呼ばれるパーツも忠実に再現。



一方で、足元のフロアマットはデニムの表地が来るように配置。デニムはワークウェアの象徴として使い込まれ、ファッションの世界ではデニムを“育てる”ことが美徳とされてきた。走行距離が車の愛着へと変わり、それにともないデニムが経年変化していくことで、よりルークスへの愛情を深めてほしいという想いを込めている。



さらに、座席後ろのピスネーム(タグ)や、大小のシートポケットなど、ジーンズのデザイン言語を余すことなく落とし込んだほか、アクセントとしてステアリングスイッチ部にビームスのコーポレートロゴを配した。



カスタマイズ監修を担当したSSZディレクター/BEAMSバイヤーの加藤忠幸氏は次のように語っている。

「日本の実用性を象徴する軽自動車がオシャレであれば、気分がハッピーになるはず。裏デニムを使用したこのコンセプトカーは、日産が培ってきたノウハウと、ビームスに宿るファッションの美学が融合し、本質から共鳴した企画ができたと実感している」。
東京オートサロン2024 
会期:2024年1月12日(金)9:00~19:00(ビジネスデー、14:00~一般特別公開)
1月13日(土)9:00~19:00
1月14日(日)9:00~18:00
会場:幕張メッセ(日本コンベンションセンター)
主催:東京オートサロン実行委員会
特設サイト:https://www.tokyoautosalon.jp/2024/ 


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