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カフェインが苦手な人はデカフェコーヒーでも効果アリ

――コーヒーの効果的な飲み方はありますか?

ポリフェノールは酸化しやすい特徴がありますから、挽きたてやドリップしたコーヒーを飲むのが効果的でしょう。ちなみに最もポリフェノールの量が多いのは、浅煎り豆を使用したコーヒーです。

また、糖尿病リスクを意識するなら砂糖無しのブラックでしょうね。ブラックが苦手な人は砂糖を減らしたり、ミルクを入れたりしてみるといいと思います。

カフェインが身体に合わない人の場合、カフェインが含まれていないデカフェコーヒーでも、ポリフェノールは含まれているので、同じような効果が期待できます。ぜひ試してみてください。

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――コーヒーを飲むときに気を付けることはありますか。


先ほども少し触れましたが、カフェインの過剰摂取は危険です。1日2~3杯程度が好ましいですね。あとは遅い時間に飲まないことと、起床後すぐに飲むのも避けましょう。自律神経のリズムが崩れてしまいます。そのため、起きてから90分ほど経ってから、飲むのが理想的ですね。

また、眠気覚ましや集中力の向上といったカフェインのメリットは、カフェインの耐性がついてしまうと効果が乏しくなってしまいます。2週間飲んだら、2週間休む。あるいは、摂取量を減らしたり、デカフェに置き換えてみたりするなど調整しましょう。

特に30、40代の働き盛りは、仕事の頑張りすぎで睡眠不足の人が少なくありません。そうなると、自律神経失調症やうつ病のリスクが高まります。多量摂取の常用は危険ですので、疲れたときは可能な限り、しっかり栄養と睡眠をとってくださいね。


コーヒーは用法容量を守れば、さまざまな健康効果が期待できる。まずは、できることから生活の中に取り入れてみよう。

 アントレース、冴島友貴=取材・文

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