将来宇宙輸送システム公式ホームページより
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日本企業が開発した宇宙往還機で地球を飛び立ちスペースホテルに4日間滞在する7泊8日の宇宙旅行の先行予約が開始された。実施目標は2040年。価格はエコノミークラスで1人300万円。
革新的な宇宙輸送システムの事業化を進める将来宇宙輸送システムは、独自開発の宇宙往還機を使った宇宙旅行を計画している。
今回の先行予約は、実際の予約とは少し異なり、アンケートに答えることで宇宙旅行に関する情報が優先的に受け取れるというもの。アンケートで収集された情報をもとに、計画を具体化していくということだ。
宇宙旅行の日程は、1〜2日目に地上ホテルでの準備、3日目に打ち上げ、3日〜6日目までスペースホテルに滞在し、7日目に地上ホテルに帰還、8日目にアフターチェックとなっている。
打ち上げから3時間で宇宙ホテルに到着し、宇宙ホテルでは無重力ルームでのヨガ体験をはじめとする宇宙ならではのアクティビティー、宇宙栽培の食材を使った食事、宇宙でしか買えないグッズのショッピングなどが楽しめるという。
料金は、エコノミークラスが1人300万円、ビジネスクラスが1人800万円、ファーストクラスが1人1500万円。事前にVRゴーグルを使ったゲーム化されたトレーニングプログラムを3日間行い、クリアできた人だけが申し込める。
単段式宇宙往環機「 SSTO」コンセプトモデル(将来宇宙輸送システム公式ホームページより)
スペースホテルの往復には2030年代に同社が開発予定の大型の単段式宇宙往還機「SSTO」が使用される。ホテルに関する詳しい情報はないが、国際宇宙ステーションに代わる商用ステーションとして建設が計画されている「スターラブ」の客室をヒルトンがデザインするといった話などから想像するに、荒唐無稽な話ではないことがわかる。
将来宇宙輸送システムのロードマップ(将来宇宙輸送システム公式ホームページより)
同時に、将来宇宙輸送システムは、三井住友海上と共同で「宇宙旅行保険」などの宇宙旅行での補償やサービスの検討を進めることも発表した。
いよいよ本格的になってきた宇宙旅行だが、実施は2040年なので、その時点で宇宙に行く体力と財力に自信のある方は、どうぞ。
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