2024年はオニツカタイガーがブームの兆し
今年の“テック系”ブームを受けて、2024年はアシックス「ゲルカヤノ 14」のようなスニーカーが、継続してファッション層での支持を広げていくと思います。
その反面で、個人的には、アディダスの「アディマティック」や「ロースーツ」といった’90年代のアーバンシューズにも注目していますね。
アディマティックは、2022年の復刻を皮切りに、さまざまなブランドとコラボ。写真は、アディダスとアトモスによるオールレザーのアディマティックだ。
あとは、アディダスの「ハンドボール スペツィアル」のようなシュッとした細身のモデルが今年は好調だったのですが、2024年には一般の女性層にも広がりそうな予感がしています。
ナイキの「ダンク」を履いているような人たちが、こっちに乗り換えるような可能性もありますね。
そして、自分たちは取り扱いがないので実感がないのですが、「オニツカタイガー」を扱うお店は、日本だけでなく韓国や台湾でもかなり売れていると聞いています。
イギリスでスニーカーショップを営む知人も「オニツカタイガーがトレンドになりつつある」と話していました。
12月に「鉄腕アトム」とコラボしたコレクションを発表したオニツカタイガー。創業75周年を迎える2024年の取り組みにも目が離せない。
最近は韓国のトレンドが、遅れて日本に入ってくることが増えているので、これがどこまで日本のスニーカー業界に影響を及ぼすか楽しみですね。
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なんと……ほぼ予測通りの結果を叩き出した鎌本さん。さすがである。
来年は、「ハンドボールシューズのような細身のモデル」や「オニツカタイガー」といったスニーカーにも注目したいところだ。