脳の活性化に「筋トレ」が良い理由
――脳を活性化する方法とは何でしょう? 私自身も実践しているのが、毎朝の筋トレです。運動するとセロトニンやドーパミンなどの幸福ホルモンの分泌量が増えるので、脳の働きが良くなり、記憶力や集中力を高める効果があるからです。
激しい筋トレではなく、軽く汗ばむ程度の筋トレを5〜10分くらいでも大丈夫です。運動習慣がない人は、NHKの『筋肉体操』などを見ながら筋トレを始めてみてはいかがでしょう。5分ほどですが、十分な筋トレができます。
――なるほど。筋トレ以外におすすめの朝活はありますか? マインドフルネスの瞑想もおすすめです。心を落ちつかせる効果はもちろん、余計な情報をシャットダウンして、今に集中するトレーニングになります。
瞑想をしている人は、脳の萎縮が少ないといったデータや、マインドフルネスを行うことで海馬の容積が増えたといった研究報告があります。
瞑想は朝に限らず、寝る前でもOK。なかなか寝つけない人には、入眠しやすくなるという効果が期待できます。
――朝におすすめの飲食物などはいかがでしょう? 緑茶やコーヒーを朝に飲むのは、脳を目覚めさせるうえで効果的です。カフェインは脳の覚醒度を上げるほか、将来の認知症のリスクを下げる効果が報告されています。
ただし、飲み過ぎるとカフェイン中毒になるので注意してください。コーヒーでいうと、1日おおよそカップ3杯くらいまでが良いとされています。
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