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一軍アウターは「プラダ」の新作

ポケット使いが際立つ、ブラックナイロンを用いた「プラダ」のジャケット。アイコニックなサフィアーノトライアングルも、モードな雰囲気に拍車をかける。

ポケット使いが際立つ、ブラックナイロンを用いた「プラダ」のジャケット。アイコニックなサフィアーノトライアングルも、モードな雰囲気に拍車をかける。


ハイブランドからストリートまで、数えきれないほどのアウターを所有しているという久保田さん。

「『シュプリーム』や『ステューシー』、『グッチ』『フェンディ』……ブランドに関係なく、気に入ったものを買っている感じなので、本当に色々あります。あまりに多いので、いつも年末になるとじゃんけん大会を開催して、勝った後輩にあげています」(久保田かずのぶさん、以下同)。



そんな久保田さんが、今回“一軍”アウターとして選んだのは「プラダ」の新作だ。
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「アウターが欲しくて、いろいろチェックしていたのですが、この時期はみんなダウンに走りがちでしょ? だから、あえてブラックナイロンのカバーオールタイプにしました」。



さすが、洒落者は目のつけどころが違う。

「ポケットには、しっかりとリベットが打ち込まれているんです。モードなハイブランドにも関わらず、ラギットな要素も盛り込まれていて気に入っています」。

その着こなしを、細部まで見ると……

ブラックと赤でまとめた、旬なラグジュアリー×スポーツのミックススタイル。

ブラックと赤でまとめた、旬なラグジュアリー×スポーツのミックススタイル。

虎の刺繍が施されたトラックパンツは「エイプ」のもの。「プラダ」のアウターに、引けを取らない存在感だ。

虎の刺繍が施されたトラックパンツは「エイプ」のもの。「プラダ」のアウターに、引けを取らない存在感だ。

レターソックスと「ザ・ノース・フェイス」のシューズが、ストリート感を加速させる。

レターソックスと「ザ・ノース・フェイス」のシューズが、ストリート感を加速させる。


インパクトのあるアイテムを取り入れながら、統一感のあるコーディネイト。ロゴや色の組み合わせなど、細部まで計算しているからこその着こなしだ。
3/5

ファッションの原風景は「NOWHERE」


バラエティ番組など、メディアを通じて見る久保田さんのファッションは、すべて私服。そうなったのは、過去に苦い経験をしたから。

「20年近く前かな、某テレビ番組で先輩の衣装と丸かぶりしたことがあったんですよ。あれは、もう最悪でした。ポロシャツみたいな服で、いまでも鮮明に覚えています。それからは、衣装さんはつけないと決めました」。



ファッションにこだわるようになったきっかけは、幼い頃の経験があるという。
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「”十二色相環(じゅうにしきそうかん)”という、12色をリング状に配置した図があるんですが、小さい頃にそれが家の玄関に貼ってあったんです。

当時、親から『今日着たい服の色は、自分で選びなさい』って言われていたので、前日と同じ色の服を着ることはありませんでした。そういった環境から影響を受けて、ファッションに興味をもった可能性はあると思います。自覚はないんですけどね」。



最もファッション熱が高かったという10代の頃は、裏原カルチャーの黎明期。生来のストリート好きは、この当時に発露したのかもしれない。「裏原系という言葉よりも、ノーウェア*(NOWHERE)系のほうがしっくりくるかも」と続ける。
(*’93年にオープンした、NIGO氏と高橋 盾氏によるショップ。「ア ベイシング エイプ」や「アンダーカバー」などを扱っていた)



「あの頃は、ムラジュン(村上 淳)さん、『ヴァンダライズ』のデザイナー・一之瀬(弘法)さん、『バウンティーハンター』のデザイナー・ヒカルさんとかに憧れていましたね。

『エイプ』や『アンダーカバー』『グッドイナフ』『フォーティーパーセント』『セディショナリーズ』……。当時人気だったブランドは、ほぼ着ていました。東京にしかないような、人気アイテムも買わせてもらってました。

僕は宮崎県の出身なんですが、当時の裏原宿にいた有名な人たちが、ちょくちょく遊びに来ていたらしいんです。地元のショップに優先的に服を卸していたのか、全国の裏原ファンから『なんで宮崎のショップだけ、あんなに新作入るんだ!?』と言われていたくらい」。
4/5

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