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【ポイント3:焼き方】焼いているけど、実は蒸す?

位置を変えながら焼いていく。できれば、重なり合わないくらいの量がベスト。

位置を変えながら焼いていく。できれば、重なり合わないくらいの量がベスト。


最後に焼き方は、燃え盛る焚き火に放り込まないことがポイント。直火焼きにするというよりも、ホイル内の水分でイモをじわじわと蒸し焼きにするイメージで進めよう。

上火も使って上下から熱を加えると、焼き時間を短縮できる。

上火も使って上下から熱を加えると、焼き時間を短縮できる。


火力が強すぎると、中まで火が通る前に表面だけが焦げてしまう。直火に当てすぎると、アルミホイルが溶けてしまうこともある。

火の勢いが少し落ち着いて、熾火になり始めるまで待ってから入れよう。そのほうが、火力の調整もしやすい。ゆっくり時間をかけてでん粉を分解することで、甘みが増すそうだ。

グローブごしに触ってみるだけで、なんとなく中の状態がわかる。

グローブごしに触ってみるだけで、なんとなく中の状態がわかる。


サツマイモのサイズや火力にもよるが、焼き時間は片面を20分ずつ、40分ほどをひとつの目安にするといい。

40分経ったら一旦取り出し、火傷防止にグローブをして軽く押してみて固くないかどうかをチェックしよう。串を刺してみて中までスッと通ればOKだ。

大人数の時は、いろいろな種類を焼いてみると盛り上がる。

大人数のときは、いろいろな種類を焼いてみると盛り上がる。


厳密にいえば、サツマイモの大きさだけでなく、焚き火や焚き火台の大きさ、薪の種類、気温や風次第でも仕上がりは大きく変わってくる。しかし、その曖昧なイレギュラー加減が焚き火で焼き芋を作る面白さでもあり、上手に焼けたときの喜びを格別のものにしてくれる。


たくさん焼いてお土産にしたり、スイートポテトなどにアレンジするのもあり。前述の3つのポイントを押さえて、おいしい焼き芋作りに挑戦してみていただきたい。

池田圭=取材・文 矢島慎一、池田圭=写真

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