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水は「アルコール度数に応じた量」を飲むべし



――では、悪酔いや二日酔いにならないためにはどうしたらいいでしょうか? 

まず、お酒と一緒にきちんと水を飲むこと。アルコールを分解するときに、体内の水分が多く使われるのですが、水をきちんと飲んでおけば、脱水予防になります。昔はウイスキーをストレートで頼むとチェイサーで水が出てきましたが、最近では日本酒でもチェイサーを出す店が多いですよね。

――よく日本酒を飲むときに同じ量の水を飲めって言いますよね。

正解です。ただ、量というのは、アルコール度数に応じた量です。例えば、アルコール度数15度前後の日本酒1合で水を1合飲むとしたら、アルコール度数40〜43度のウイスキー1合だったら3倍の水を飲む必要があります。

水を飲んでおけば、夜中に喉が乾いて目が覚めることもありませんし、二日酔いのリスクも減ります。

――一緒に食べるといいものはありますか?

乳製品を一緒にとると酔いにくいと言われることもありますが、あれは迷信です。何かと食べ合わせたから、悪酔いしなくなるということはなく、量を飲めば同じように酔っ払います。

ただし、空腹のときは胃の吸収が良くなっていますから、お酒だけを飲むのは避けた方がいいでしょう。食事をしながら飲むことが、悪酔いをしないコツですね。


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