推しポイント② 静謐な空気でエアコンダメージがほぼゼロ!
大自然で深呼吸をすると、清々しい気持ちになるが、あれに似た感動を覚えたのがこのホテルだ。
全室に無風のエアコン「F-CON」を採用しており、部屋に入った瞬間、空気が圧倒的に綺麗で感動……如実に違うのである。
霜降り明星の粗品と小栗旬くらいに違う。
ビジホは、エアコンの音がうるさかったり、埃まみれだったり、風が直撃して不快だったりするものだが、F-CONではこれらが1mmもない。
ましてや喉が乾燥して咳き込んで、夜中に目覚めてしまうこともない。
空気が澄み切っていて無音。眠ってしまえば、朝までぐっすり快適に眠れる。喉が弱い人でも安心して泊まれる優しいホテルだ。
推しポイント③ 細部へのこだわりが凄い
“最高の朝を迎える”ために、客室の至る箇所にこだわりが見える点にも感動した。
徹底的に自然素材にこだわり、壁や天井には珪藻土や漆喰壁を採用している。つまり、壁や天井が呼吸しながら、部屋の中の湿度を常に最適な状態に調節してくれているのだ。
家具には竹が使われ、シルクのような肌触りのタオルも自然素材の竹が原材料だ。またタオルを洗う洗剤ですら、環境に優しい物をチョイスしている。客の目に見えないところにまでこだわる徹底ぶりだ。
※写真のアメニティは、撮影時のもの
ホテル滞在で残念なポイントの一つに、歯磨き粉があげられると思うが、ここにも妥協がない。
ホテルが“世界一”と自負する歯磨き粉は、メーカーとコラボしたホテルのオリジナルで、研磨剤は一切使用せず自然素材だけで作られている。歯ブラシも、柔らかくて使い心地がよい。
さらに、客室で使われる水も限りなくミネラルウォーターに近く、ホテルオリジナルのシャワーヘッドでシャワーを浴びているだけで不思議と心地よい。「これ、水の愛撫じゃね?」と思えるほどに、気持ちがよかった……。
そして肝心のベッドだが、もちろんここにもこだわらないはずはない。
あのスティーブ・ジョブズから認められたというデザイナー、八木 保氏がフレームデザインを手掛け、老舗寝具メーカーと共同開発した羽毛布団は、羽毛の量を1グラム単位で調整したという話も。
割愛するが、他にも唯一無二の朝食、客室に置いてあるミネラルウォーターにも妥協がない。
エアコンから音がしないのは勿論、外の騒音も一切なく、非日常的なほど静かな空間。これも“最高の眠り”を提供するためのこだわり。
普通のホテルでは考えられないような細部にまで配慮し、これが結果として最高の朝に繋がっているのは、「なるほど」と頷きすぎて首がもげるほど納得だ。
まさに、「神は細部に宿る」を体現するホテルと断言しよう。
3/3