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2023.12.10

時計

実用的なルクルトか、時代を越えるオーデマ ピゲか。ブレない“一流時計”の二者択一


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人生の酸いも甘いも噛み分けた同輩なら、理解できるはず。仕事でも、遊びでも、「先延ばし」で得をすることなんて、ほとんどないことを。

時計だってそう。「いつか」ではなく「今」こそ “一流時計”を。そこで買いたくなる時計を集めた。

一流とは……実用的である。

K18PGケース、縦45.6×横27.4mm、 手巻き。332万2000円/ジャガー・ルクルト 0120-79-1833

腕時計 K18PGケース、縦45.6×横27.4mm、 手巻き。332万2000円/ジャガー・ルクルト 0120-79-1833、デニム3万5200円/リーバイス ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)、スニーカー6600円/ヴァンズ(ヴァンズ ジャパン 0120-994-250)


「ジャガー・ルクルト/レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」
男の定番服であるデニムのルーツは、言わずもがな、採掘者のために作られた作業着だ。実用という観点から誕生したその骨太な存在感と洒落心を満たしてくれる絶対的な安心感は、我々OCEANS世代にとって欠かすことのできない伴侶のようなもの。

そして、角形ドレスウォッチの名作と称される「レベルソ」もそんな“用の美”を秘める。
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アイコニックな反転式ケースは、フェイスをプロテクトするために生まれたという独自構造であり、1931年のファースト以来その基本スタイルは変わらない。そんな普遍的な魅力もデニムに通じているように思う。




反転式ケースは風防を保護するための実用機能
1931年、「レベルソ」はポロ競技中にも着けられる時計という依頼から誕生した。ケースを反転させ、文字盤を衝撃から守る。

その構造から武骨になりがちなデザインにアールデコ様式を取り入れ、美しく上品なスタイルに仕上げた。
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一流とは……時代を超える。

セラミックスケース、43mm幅、自動巻き。770万円/オーデマ ピゲ (オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000)

腕時計 セラミックスケース、43mm幅、自動巻き。770万円/オーデマ ピゲ (オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000)、カーディガン4万4000円、カットソー2万6400円/ともにオーラリー 03-6427-7141、パンツ1万5400円/リーバイス(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)


「オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」
グレン・グールドの音楽が時代を超えることは言うまでもない。彼が最後に挑んだのは自分自身だった。鮮烈なデビュー作「ゴールドベルグ変奏曲」を25年の時を経て、再び挑戦。

才気溢れる前作に対し、すべての音を我が物とした歓喜伝わる演奏は総毛立つ。

「ロイヤル オーク オフショア」は時計史に燦然と輝く「ロイヤル オーク」の20周年を祝して登場した。

今年誕生30周年を迎えた「ロイヤル オーク オフショア」のマッシブないでたちは、単なる派生ではなく、独立したコレクションとして互いを補完する。
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時計と音楽家。両者に貫かれた類いまれな創造性は、時代を超え、一流になったのである。




“時計界のピカソ”と称されるジェンタのタイムレスデザイン
「ロイヤル オーク」を手掛けたのは、巨匠ジェラルド・ジェンタ。ダイバーのヘルメットから着想し、わずか一晩でデザインを完成させたというのは有名な話。

鬼才の閃きによってラグジュアリースポーツというジャンルの礎ができたのだ。
この記事は、オーシャンズ1月号のほんの一部。すべての特集は本誌でチェック!

※本文中における素材の略称は以下のとおり。K18=18金、PG=ピンクゴールド

清水健吾、鈴木泰之(STUDIO LOG)、椙本裕子、川西章紀、品田健人、箱島崇史=写真 菊池陽之介、松平浩市、星 光彦、与那嶺龍士=スタイリング 長谷川茂雄、黒澤卓也、磯村慎介(100miler)=編集・文 柴田 充、加瀬友重、髙村将司、安部 毅、増山直樹、菊地 亮、オオサワ系、カストロ利樹=文

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