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④ 体&スケールの大きさがわかるユニフォーム



「これは昨年大谷選手が実際に着用したユニフォーム。メジャーのキャリアで9度目のマルチホームランを打ったときに着ていたものです。テレビの画面上だとなかなか体の大きさは伝わりにくいとは思いますが、実際に間近でユニフォームを見るとめちゃくちゃデカいということがわかります」。

大谷選手の身長は、公式では193cmとされている。2020年には更なる肉体改造にも着手し、MLBのハードスケジュールと投打での活躍を続けるための体を獲得していったのだ。ユニフォームからはそんな彼の体とスケールのデカさが見て取れる。

末恐ろしいのは、肉体強化を図りながらもスピード感を落としていない点だ。



「トレーニングでムキムキになれば機敏さや俊敏性は失われてしまいそうですが、あれだけパンプアップしながら盗塁もしますし、三塁打も多い。ピッチャーとバッターでは使う筋肉は違うと思いますが、それまで研究しながら緻密なトレーニングを行っているのでしょう」。

肉体改造には賛否両論があり、否定意見も少なくなかった。それらを結果で黙らせているのも格好いい、と上村さんは熱弁する。



「WBCの国内練習でも名だたる日本球界の顔たちがバッティングゲージに群がって大谷選手を見ていましたよね。そして『エグい』と口にしていた。素晴らしい賞賛の言葉です。彼の成長の証をユニフォームの変遷から見ることができます」。




大谷選手が移籍し、エンゼルスカラーのこのスペースは今後以降ドジャースカラーになるのかと聞くと、「このブースは彼の輝かしいエンゼルス時代の記念としてこのまま残し、ドジャース仕様のブースはまた新たにアイデアを練っています」とのこと。

そして2024年の活躍が今から楽しみだという上村さん。「まずは元気にプレーを続けてくれることが一番です」。来年も多くの人々を驚かせ、勇気づけてくれる大谷選手の活躍を楽しみに待とう。

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笹井タカマサ=写真 菊地 亮=取材・文

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