BYD「D9」。JMS2023に展示されたのはBEVで、走行可能距離は600kmという。
一方の「D9」は、メルセデス・ベンツと共同開発したミニバンだ。
BEVとPHEVがあり、全長は約5.3m×全幅約2m×全高約1.9mとトヨタ「アルファード」よりも大きい。マッサージ機能付きの本革シートが備わるなどのゴージャス仕様で、高級オーディオシステムや冷温蔵庫、フレグランスシステムも用意されている。
ボディが大きいため各席ともゆったり寛げるだけでなく、2列目シートにはオットマン機能が用意されていた。
また2列目の乗員の目の前にはモニターが備わり、インターネットに接続すれば動画を楽しめるし、カメラ内蔵なので外出先からWeb会議に参加することもできる。
アームレストにはスマートフォンのような小型のタッチ式ディスプレイもあり、そこでエアコンやマッサージ機能等を操作できる。
今やアルファードは会社の役員クラスにも重用されているラグジュアリーミニバン。その対抗馬としてD9が上陸したなら、果たしてどうなるか!?
とはいえU8とD9、どちらも日本への導入は今のところ未定とのこと。がっかりした人もいるかも知れないが、黒船BEV from 中国が、今後我々に更なる楽しい選択肢を増やしてくれることは間違いなさそうだ。