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思わず笑みがこぼれる食後のルーティンとは



現在42歳。自らの身体ひとつで現在の地位を築き上げ、経済力もある。私利私欲に溺れるまではいかずとも、欲望のまま、自由きままに生きていても不思議ではない。

でも道祖の考えは俗世と隔絶した生活を送る僧侶のよう。何がきっかけでこのような考えを抱くようになったのだろうか。

「生まれたときからです。自分に対して人一倍自信がないこと、臆病なこと。最初はハッタリで生きていけるけど、自分にどれだけ答えを持っているかということが大事になってくるとか、自分の言葉が増えれば増えるほど自分の人間としての価値も生まれてくる。その答えをアップデートできる人はなおさら時代についていける。

あと、母親の影響が大きいです。印象に残っている言葉はいっぱいあります。自分のことは自分でやりなさいとか。あと幼い頃から自炊をする習慣をつけてくれましたし……。

11歳までしか一緒に暮らしていませんが、11年とは思えないくらい濃い時間を過ごしました。見たことがないです、あんなにファンキーな人。マザコンって書いておいてください(笑)」。

最後に改めてFUN-TIMEについて訊くと穏やかに、どこか人ごとのように言葉を紡ぐ。

「日常の中にある穏やかな状態というのは、もしかしたら自分で気付いてないかもしれないけど幸せですよね。状態によっては、小さな幸せはその都度、自然とあるものだと思います。

それが楽しい、うれしい、心地いいとかってシンプルな感情かもしれない」。

インタビュー終了後、雑談交じりに毎日のルーティンの話になったので訊いてみると。

「基本的にアイスを一日ふたつくらい食べています。食事をしたあとに食べるのが楽しみなんです。甘いものなら和洋関係なく何でも食べます(笑)」。

そう語ると道祖は、最後の最後に相好を崩す。まぎれもなく、日常の中の穏やかな状態から生まれる笑顔だった。優しさと強さを兼備した若き経営者にとってのFUN-TIMEは、特別なことは何もない。

仕事やプライベートといった区切りがない24時間シームレス。道祖にとってFUN-TIMEとは、そこかしこにこぼれ落ちているものなのだ。
道祖修二の10問10答

Q1. 一日が3時間増えたら何がしたい?
仕事。

Q2. おじさんになったと思う瞬間は?
白髪を見つけたとき。

Q3. 最後の晩餐に食べたいものは?
梅おにぎり。

Q4. 自身が思う有能なビジネスパーソンとは?
自分の弱さを知ってずっと努力をし続けられる人。

Q5. お金で買える今いちばん欲しいものは?
生活用品。

Q6. 自身が総理大臣になったらどんな公約を掲げる?
恵まれない人にチャンスを与える。

Q7. 夜のルーティンは?
ご飯を作って入浴して腕立てをする。

Q8. 人間以外の動物に生まれ変わるなら?
ゴリラ。

Q9. コンビニで思わず買ってしまうものは?
よっちゃんイカ(商品名「カットよっちゃん」)。

Q.10 宝物は?
母の教え。
ドゥタウン株式会社 CEO 道祖修二●1980年生まれ。東京都出身。2004年、不動産デベロップメント会社のバンズシティ、インヴァランスを創業。2社ともに100億円以上の企業へ成長させ、バイアウトを経験。株式会社レーサムの子会社代表取締役をつとめ、レーサムゴルフを再建させる。現在、株式会社エルテス社の取締役も務めている。


山本雄生=写真 オオサワ系=文

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