ドゥタウン株式会社 CEO 道祖修二
▶︎すべての写真を見る 今注目の人に、人生を楽しむためのヒントを聞くインタビュー!今回のゲストは道祖修二さんだ。
2度バイアウトに成功し、総資産200億円の企業に育て上げた経営者であることに加え、ミュージシャンとしても活動している。
そんな道祖さんのFUN-TIMEとは。
FUN-TIMEは特別なものでなく、穏やかな営みの中に生まれる小さな幸せ
「生きるって大変じゃないですか。楽しいことなんてそんなにないし。逆に訊きたいんですけど、幸せって何ですか?」。
普段のFUN-TIMEについて訊くと、道祖はにべもなく語る。だがそこに他意はない。心の底から純粋にそう思っている様子。
「自分が穏やかに暮らすために、毎日一生懸命仕事に向き合っているので、特別に楽しい瞬間なんてないです」。
確かに、何百人という従業員を抱え、何百億円もの価値のある会社をふたつも創業し、バイアウトを成功させることは並大抵の生活を営んでいてはなし得ない。
24時間仕事のことを考え続けていたとしても、できるかどうかわからない、それほど大変なこと。さらに近年は国内外、さまざまな地域に拠点を設けており忙しく飛び回っているのだから。
「最初に会社を創業したときは、自分が生きていくためだけに仕事をして、その次の会社では生きていくためということに加え、半分くらいは自分のやりたい仕事もしてきました。
そして今年4月から始めた会社では、自分のやりたいことだけをやっています。そういった意味では、ライフスタイルのすべてが仕事になっているという感じです」。
それでもFUN-TIMEは何かしらあるのではと食い下がるも……。
「ないです。僕は東京・渋谷で育ち、学校に行かずに毎日ストリートでスケボーをしていました。なぜスケボーをしていたかというと、それしかなかったから。
当時からスケボーだけでなくサーフィンもしていましたが、それが楽しいかって言われたらまったく楽しくありません。単に子供の頃からやっているだけの延長で。強いて言うならうまくなるためにやっている……、ただそれだけです」。
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