OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. あそぶ
  3. ポケモン未プレイの大人もハマる! 人気ゲーム実況「三人称」・鉄塔が「悶絶」した名作とは……

2023.11.26

あそぶ

ポケモン未プレイの大人もハマる! 人気ゲーム実況「三人称」・鉄塔が「悶絶」した名作とは……


連載「大人がハマる名作ゲーム」●ゲーム実況の三人称・鉄塔さんが数ある人気ゲームの中から、オーシャンズ世代にイチオシのタイトルを紹介。
子供の頃はゲームにハマったが、最近はすっかりご無沙汰……そんなオーシャンズ世代は多いだろう。

大人になった今ゲームをやるとしたら、どの作品から手を出すべきか? YouTubeのチャンネル登録者数62万人を誇る人気ゲーム実況グループ、三人称の鉄塔さんに、40代におすすめのゲームを教えてもらおう。
案内人はこの方!
鉄塔(賽助)●1979年生まれ。作家、ゲーム配信者。ゲーム実況グループ「三人称」のメンバー「鉄塔」として活動する傍ら、「賽助」の名前で小説、エッセイを執筆。主な著書に『今日もぼっちです。』(ホーム社)。ゲーム実況動画などの配信を行うYouTubeチャンネル「SANNINSHOW」は登録者数62万人。送電鉄塔好きが高じて活動名になる。

鉄塔(賽助)●1979年生まれ。作家、ゲーム配信者。ゲーム実況グループ「三人称」のメンバー「鉄塔」として活動する傍ら、「賽助」の名前で小説、エッセイを執筆。主な著書に『今日もぼっちです。』(ホーム社)。ゲーム実況動画などの配信を行うYouTubeチャンネル「SANNINSHOW」は登録者数62万人。送電鉄塔好きが高じて活動名になる。

初めまして。ゲーム実況者の鉄塔です。

僕は「三人称」というゲーム実況グループに所属しており、YouTubeでゲーム実況動画を投稿しています。また、文化放送で「ひとりのよる。」というラジオ番組をやっており、「賽助」という名前ではエッセイや小説を書いています。 

このコラムでは久しくゲームをやってない、やろうと思うけど何をやったらよいかわからない、そんな方々に「これはおすすめ!」というゲームを紹介したいと思います。
advertisement

初回で僕がおすすめしたいゲームは、2018年に発売された『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ/イーブイ』です。

三人称のプレイ動画はこちら!



ゲームをざっくり解説
主人公はポケモンバトルを行う「ポケモントレーナー」の卵で、ピカチュウorイーブイを相棒に、カントー地方を巡る冒険にでる。たくさんのポケモンを集めて「ポケモン図鑑」を埋めつつ、世界各地にあるポケモンジムを巡り、最高のトレーナーを目指す。ポケモンには「ほのお」や「みず」などさまざまなタイプがあるので、有利・不利を見極めながらバトルに勝利しよう。


こちらは1998年に発売されたゲームのリメイク作品になるのですが、ピカチュウとイーブイが区切られているのは、相棒となるポケモンが異なるためです。

©2018 Pokémon. ©1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. 

©2018 Pokémon. ©1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. 


2023年12月には新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の追加コンテンツが配信予定ですが、最新作をプレイした人でも、この作品は触ったことがないという人も多いようです。

今回取り上げるリメイク作品は、野生ポケモンとのバトルがない、モンスターボールの投げ方が「スイッチのコントローラを振る」という、従来のポケモンシリーズとは一線を画すことが、その理由なのかもしれません。
2/3

ポケモンにまつわる、兄とのほろ苦い思い出

僕は40年以上生きてきて、ポケモンというゲームをちゃんと遊んだことがありませんでした。中学生の頃、4つ年の離れた兄に「やってくれ」と言われて少し触った程度です。

ポケモンには通信機能があり、お互いの所持しているポケモンを通信交換することができます。交換することで「進化」、つまり強くなるポケモンがいます。

「いったんこのポケモンをお前に送るから、そのままそれを送り返してくれればいい」。

兄が悪徳商法みたいな指示をしてきました。
advertisement



通信交換で進化するポケモンは送り先で「進化」してしまうので、それを手に入れるにはもう一度送り返してもらわなければならないのです。僕はポケモンを持っていなかったのですが、兄は「赤」と「緑」の両方を買っていて、そのうちの一つを僕に渡してきたのです。

言われるがままにプレイし、僕が送った岩の塊のようなポケモンを手に入れると、兄はうれしそうにどこかへ行ってしまいました。

兄の命令で触れただけなのでその後プレイすることはなく、僕の“初めてのポケモン”はそこで終わりました。あの頃の兄には交換してくれる友達がいなかったのだろうか……と思うと、口の中にほろ苦い味が広がります。
3/3

激カワピカチュウの破壊力がすごい

それから20数年の時を経て発売されたのが、この『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ/イーブイ』です。

このタイトルは僕のように「ポケモンをやったことない人」や、「久しぶりにポケモンを触る人」には特におすすめだと思います。



僕がプレイしたのはピカチュウ(を相棒に選んだ)バージョンなのでそちらの感想になるのですが、まず、とにかくピカチュウが可愛いです。
advertisement

「ほかのポケモン作品でも可愛さは変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことありません。



この作品はタイトルが示す通りピカチュウやイーブイに特化したものになっています。彼らを相棒として一緒に冒険ができるのです。

例えば、通常は主人公が街などを歩くときには、その後ろにポケモンが歩いてついてくる(それも可愛い)のですが、このゲームではなんとピカチュウが主人公の肩に乗っています。すごく可愛いですね。



また、そんなピカチュウに服を着せることができます。帽子もかぶります。メガネも掛けます。主人公とお揃いのコーデを楽しむことだってできるのです。オーシャンズ読者にピッタリ!

さらには、そんなピカチュウとの触れ合いタイムがあり、頭をなでたり、しっぽを触ったり、おやつの木の実をあげることもできます。



その破壊力たるや、四十を超えた男が「あっ、かわ……」と思わず声に出してしまうほど。

通常のピカチュウでは覚えないような特殊な技も覚え、ほかの作品に比べると主人公の相棒感はかなり強く、ちゃんと絆を感じます。

特殊な技のひとつ「ザブザブサーフ」。

特殊な技のひとつ「ザブザブサーフ」。


ポケモン初心者にもハマる“ちょうど良さ”

また、これはポケモン初プレイの僕が感じたことですが、登場するポケモンの数がちょうど良いです。このタイトルには151種類のポケモンが登場するわけですが、知識ゼロの大人が覚えるのに多すぎず、かといって少なすぎず、程よい数でした。

最新作である『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』には400種類ほど(追加ストーリーも含めると600種類)登場してますが、流石に多すぎるのでポケモンのタイプを覚えきれず、「あっコイツは『でんきタイプ』だったっけか!?」と記憶の隙間を突かれてバトルに負けることも多かったです。

図鑑に登録されるポケモンのデータ。

図鑑に登録されるポケモンのデータ。


 ポケモンに初めて触れる人は入門編として、久しぶりにプレイする人は懐かしさを感じながら、このタイトルだけやっていないという人には、ちょっと特別なピカチュウやイーブイを愛でる作品として、誰でも楽しめると思います。

さあ、皆さんも相棒と一緒に「ピッカァ!」と声をあげましょう。



ちなみに、この作品にもちゃんと通信進化の機能があります。僕はポケモン交換をするためにゲームを2つ購入、さらにSwitch本体をもう1台購入し、自分で自分にポケモンを送ることで解決。

兄を超えた瞬間でした。

▶︎三人称のYouTubeチャンネルはこちら
プレイに必要なゲーム機
Nintendo Switch

鉄塔=文

SHARE