そもそも「解雇」とは
日本は「解雇規制が厳しい国」とよく言われます。その背景には労働法で解雇に関していろいろなルールが設けられているからです。
労働者と使用者の合意により労働契約を終了させる「合意解約」と違い、「解雇」とは「労働者の承諾なしに、使用者による一方的な労働契約の解約」のことです。
解雇は、解雇事由により、次の3つに分類されています。
① 企業秩序違反に対する制裁の側面を持つ解雇である
「懲戒解雇」(いわゆる「リストラ」)
② 使用者側の経営上の必要性に基づく解雇である
「整理解雇」 ③ さまざまな理由で労働契約を履行し得ない場合の解雇
「普通解雇」 これら3つの「解雇」に対する日本の基本姿勢は非常に厳しいものがあります。
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