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2023.11.06

ライフ

「Wellbeingな経営がわからない」企業の管理者・マネージャーが持つべき、たったひとつの姿勢


 

「モヤモヤ り〜だぁ〜ず」とは……

本日の相談者:商社・45歳
「企業の持続的成長には心身ともに健康な社員が不可欠、ということで弊社でもウェルビーイング(Wellbeing)経営という言葉が使われはじめました。

しかしながら正直、これまでの健康経営やワークライフバランスと何が違うのかよくわかりません。管理職として、どのような対応が望まれているのでしょうか?」。
アドバイスしてくれるのは……

 そわっち(曽和利光さん)
1971年生まれ。人材研究所代表取締役社長。リクルート、ライフネット生命保険、オープンハウスにて人事・採用部門の責任者を務めてきた、その道のプロフェッショナル。著書に『人事と採用のセオリー』(ソシム)、『日本のGPAトップ大学生たちはなぜ就活で楽勝できるのか?』(共著・星海社新書)ほか。 

「社員に幸福になってもらいたい」はわかるが

「ウェルビーイング」とは直訳すれば「幸福」です。「ウェルビーイング経営」とは、社員個々人の幸福に対してもケアをして、幸福感を向上してもらえるような経営を行おうということです。

このような極めて個人の内面的で主観的な領域に対して、企業が関わることはとても難しいことだと思います。

社員に幸福になってもらいたいという気持ち自体はわかるものの、人がどんなことに幸福を感じるかなどは十人十色なので、一体何をすれば幸福感が向上するかなどわからないのではないかと思うからです。

質問者がおっしゃるように、心身の健康が大切な人もいれば、公私のバランスが重要な人もいます。無数にある幸福の軸に対して、企業は何ができるのでしょうか。


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