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トピック③:『オバサン』を彩る、独自の共通言語文化

「おはこんばんちわ」「ご自愛ください」「互助会員」「負けへんで」など、パーソナリティとリスナーの共通言語として頻繁に使われるワードたち。その誕生の背景には、前トピックに挙げたリスナーの長尺メールが関わっているよう。

「『おはこんばんちわ』は、『Dr.スランプ』のアラレちゃんの挨拶をスーさんが使ったことをきっかけに、リスナーからのメールの冒頭の挨拶に使われるようになりました。『ご自愛ください』も同じように、メールの締めに使用されています。やはり、リスナーからのメールを時候の挨拶を含めて全部読むことから、こうした頻出ワードが生まれるのだと思います」



「友達は大事な時に助け合う存在だ」ということからリスナーを「互助会員」と呼んだり、「勝ちに行くのではく、負けへんでという気持ちで挑む」といったスーさんの発言から、「負けへんで」精神がリスナーに根付いたりと、番組生まれのワードがリスナーたちの熱をさらに上昇させています。

「これはもう、リスナーの心を掴むスーさんの言語化能力の高さでしょう。それに乗っかる堀井さんの感性も素晴らしいですよね。収録でパンチラインになりそうなワードをメモるようにしているんですが、Ep.95の『OGORI』と『MUNOU』は良い例です。

堀井さんは2022年の春にTBSを退社し独立されたのですが、この回では仕事で失敗をして結構落ち込んでいらして。その原因を2人で話すうち、「驕り」があったことと、この失敗から自分の「無能」さを叩きつけられたという話になったんです。

そこから「OGORI」「MUNOU」というワードが生まれ、グッズとして販売をしたいと半分冗談で話したら、本当にデオスプレーやボディソープなどに商品化されました。他のワードもLINEスタンプになったりしていて。グッズ化することで、よりワードを気に入ってくださっているのかもしれません」

Tシャツやクリアケース、バンダナなどの公式グッズ第2弾が、今年7月に販売スタートした

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