▶︎すべての写真を見る アーティストたちの青やネイビーにまつわる名言・格言の数々。そこには青を多角的に捉えるヒントがいくつもある。
読み終える頃にはきっと「もう青のない人生なんて!」と、その魔法のパワーに感心できているはずだ。
インターナショナル・クライン・ブルー
提供:アフロ
芸術家 イヴ・クラインさん 「青は“超次元的”である」(2018年5月「Unit London」記事より)。
イヴ・クラインは青の作家として名高い、フランス人のアーティスト。モノクローム(単色)絵画をはじめ、「人体測定」や「火」のシリーズなど、独創的な芸術表現を開拓したことで知られ、自ら「インターナショナル・クライン・ブルー」と命名した深い青色の顔料を開発、特許も取得するほど、青を重用していた。
彼にとっての青は、生まれ故郷のニースの空と海の色であるとともに、宇宙の神秘的なエネルギーに通じる最も非物質的で抽象的な色でもあり、上のコメントのような哲学的な発言が生まれている。
また、彼に限らず芸術や絵画の分野では、色彩表現のひとつとして、青を特別視する作家が多く、パブロ・ピカソやヨハネス・フェルメール、アンリ・マティスなど、さまざまな時代に独特な感性で色彩の魔術師たちによるユニークなブルーの世界が表現されている。
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