憧れのバンライフ。その最新を提案する「カリフォルニア」
フォルクスワーゲン「カリフォルニア コンセプト」。室内照明や、電源・冷蔵庫・補助ヒーターなどの情報はスマートフォンからも確認できる。
バンライフといえば写真集『HOME IS WHERE YOU PARK IT』の表紙を飾ったフォルクスワーゲン「ヴァナゴン」を思い浮かべる人も多いはず。
著者である元ラルフ・ローレン デザイナー、フォスター・ハンティントンの愛車ヴァナゴンのルーフに広げられたポップアップルーフが印象的だが、ヴァナゴンの後継車である「カリフォルニア」にも、現行型までずっとポップアップルーフが装備されてきた。
運転席&助手席は180度回転可能。前後席の間にテーブルを備えることもできる。
今年8月に発表された、次期カリフォルニアのコンセプトカーにも当然のようにポップアップルーフを装備。しかも、新型ではついに両側がスライドドアになるらしいのだ。
両側スライドドアになることで、キッチンスペースはボディ後方に配置され、左右どちらからでもキッチンで調理したばかりの料理を車外に運んだり、人が動くことができるなどメリットは多い。
ボディの左右にはオーニング等が備わるから、どちら側でも大自然の中で気持ち良く朝食を食べたり、夜は静まりかえった周囲から聞こえる虫の音を聞きながら、ワインを味わうなんてことも可能というわけだ。
車外にテーブルを出したり、車外から簡単に冷蔵庫の中身を取り出すことができる。
さらに同車初のプラグインハイブリッドシステムを搭載することで、車内で電気ケトルなど電気製品も使えるようになるらしい。
またシートは軽量で取り外し可能なため、アレンジ次第でボードや自転車を車内に簡単に持ち込めるし、収納もたっぷり。
つまり、アウトドアスポーツのベース基地など、キャンプ以外にも十二分に使える相棒になってくれるのだ。
リアシートは簡単にベッドへと変えられる。リアシート下部には収納も備わる。
もしフォスター・ハンティントンが、今再びバンライフを始めるならコイツを選んでも不思議じゃないぐらい、スタイルも使い勝手も魅力十分な一台だ。