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2023.09.16

ファッション

季節の変わり目に便利なライトアウター5選。スタイリストと編集長の私物を公開!


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OCEANS Fashion X Talk」とは……

編集部に寄せられるファッションのお悩みや質問に、編集長・原とスタイリスト・菊池さんが答えていく本企画。

今回は、夏から秋へ、季節の変わり目に気になるアウター選びについて答えていく。

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【Question #72】

寒暖差のある季節の変わり目に便利なアウターを教えて?

[左]原 亮太●OCEANS統括編集長。’79年生まれ。落語好きな愛知県出身者。最近は山登りやマウンテンバイクを趣味にしようかと画策中。[右]菊池陽之介●’79年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、2004年に独立。飲酒後に〆のラーメンを食べてしまうという悪癖と格闘中。

[左]原 亮太●OCEANS統括編集長。’79年生まれ。落語好きな愛知県出身者。最近は山登りやマウンテンバイクを趣味にしようかと画策中。[右]菊池陽之介●’79年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、2004年に独立。飲酒後に〆のラーメンを食べてしまうという悪癖と格闘中。


Q. 近頃、夜が涼しくなったので、薄手のアウターを持って出かけます。でも、昼間は暑いから邪魔になるし、バックに入れるとシワだらけに。寒暖差のある時期に、日中邪魔にならないアウターってありますか?(41歳・神奈川県)

ハラ これは寒暖差の激しい季節の変わり目に、よく出るお悩み。こういう時季に持っておきたいアウターってあるよね。

キクチ そうだね。夏から秋冬にかけて、何種類か使い分けて持ち歩くようにはしてるかな。

ハラ 今回は、そんなお互いの私物アウターを持ってきました!

【Answer】

初秋に活躍する私物のライトアウターを紹介!


キクチ 僕がよく着るアウターはすべてブラック。今日は3着持ってきたよ。1枚目は「アンドワンダー」のシェルパーカ。

「アンドワンダー」のアウター(菊池さん 私物)

「アンドワンダー」のアウター(菊池さん 私物)


ハラ キクチくん、これよく着てるよね。

キクチ けっこうゆるめのサイズ感だから、がばっと羽織れて、インナーを選ばずに着られるのがいいんだよね。雨が降ってきたらフードを被れるしね。

ハラ 撥水性もあるんだ。めちゃくちゃ軽い素材だね。

キクチ そう、すごく軽いんだよ。クシュっと丸めればかなり小さくなるから、常に持ち歩いてる。すごく重宝してる1枚だね。



キクチ 2枚目は、同じ系統で「アークテリクス」のソフトシェル。

「アークテリクス」のアウター(菊池さん 私物)

「アークテリクス」のアウター(菊池さん 私物)


ハラ これもすごく軽いね。

キクチ 薄手の素材でエアリーでしょ。1枚目のアンドワンダーと違って、これはインナー使いすることが多いかな。冬場はコートの中に着ると、寒さを防げるんだよね。

ハラ アウターの下にも着るってことは、夏以外の3シーズン着られるってことだね。

キクチ そう、かなり使えるよ。フードも襟の中に隠れていて、海外ロケにも絶対持って行くアイテムなんだよね。

「ダイワピア39」のアウター(菊池さん 私物)

「ダイワピア39」のアウター(菊池さん 私物)


キクチ 最後の3枚目は、「ダイワピア39」のシャツ。機能的なポケットがたくさん付いてるのが便利で、いつでもさっと羽織れるように常に車の中に入れてるんだよね。

ハラ 3枚とも黒なのはなんでなの?

キクチ 黒なら、どんなコーディネイトでも合わせられるからね。

ハラ たしかにね。

キクチ 基本的にモノトーンのものを着ていることが多いしね。あとは仕事柄、撮影するときの写り込み対策(笑)。

ハラ 大事だね(笑)。黒を選ぶっていうのは、このお悩みの色選びの参考にもなりそう。

キクチ アークテリクスのソフトシェルは、きれいめなコーディネイトにも合うんだよね。

ハラ 万能だね。俺も、この時季に着るアウターを2枚持ってきたよ。まずは、フランスのレインウェアブランド「ケーウェイ」のパーカ。

「ケーウェイ」のアウター(原 私物)

「ケーウェイ」のアウター(原 私物)


ハラ オーシャンズでも別注をしたんだけど、10分で売り切れちゃったんだよね。そのベースになったモデル。今どきの過剰な防水加工がされてないから、生地がゴワゴワしてなくて着心地もいい。でも、ちゃんと撥水してくれるんだよね。

キクチ まさにカッパだよね。

ハラ そう、フランスの国民的カッパブランド。最近はリブランディングして、さらにおしゃれになってる。

キクチ ルックもすごくおしゃれだよね。

ハラ ポケットに全部入れるとパッカブルになって、ハンドルも付いてるから携帯用としても便利。でも、さっきキクチくんのアウターを見て“黒の良さ”を知ったから、黒が欲しくなってきてる(笑)。

キクチ 赤だっていいじゃない(笑)。

ハラ もうひとつは、ヴィンテージの「ジャングルファティーグ ジャケット」。

アウター(原 私物)

古着のジャングルファティーグ ジャケット(原 私物)。ジャングルファティーグ ジャケットとは、1960年代にベトナム戦争中に開発された米軍の戦闘服。熱帯地域での着用を想定し製作されたため、薄手で通気性や速乾性に優れている。


ハラ ベトナム戦争のときに蒸し暑い地域で着るものとして作られたから、めちゃくちゃ通気性が良くて寒暖差がある時季にちょうどいい。ヴィンテージショップとかで、状態がいいものを見つけたら買っておくといいかも。

キクチ これは、いいね!

ハラ 意外とスラックスとか、キレイめなパンツにも合わせられるし、アメカジにもハマる。

キクチ たしかに、色んなテイストに取り入れやすそうだね。

ハラ これはエポレット(肩章)がないから、サードモデルって呼ばれているものだと思う。



キクチ エポレットがない方が、スッキリしていて着やすそう。

ハラ うん、テーラードジャケットっぽくも着られるし。これは本当に使えるからおすすめ。

キクチ これは便利だね。



ハラ 俺が秋のアウター選びで大事にしているのは、重ね着ができるってこと。

キクチ 着まわせるのは大事だよね。

ハラ 今しか着られないともったいないからね。どっちも上にコートを羽織れるから、3シーズン使える。ファティーグジャケットも、コートの中に着られるくらいのサイズを選ぶといいと思うよ。

キクチ ライナーが付いてるアウターって多いけど、ライナーを取ったり外したりって意外とやらないよね。

ハラ やらないね〜。俺らがやらないだけかな? リバーシブルも片面しか使ってないかも。

キクチ たしかに。僕もそう。

ハラ だから、こういう色んなシーンで使えるアイテムが重宝するんだろうね。



キクチ 季節の変わり目は、こんなアウターを1〜2枚持っておくと便利です。

ハラ 今回は、我々の私物を紹介しましたが、参考になれば幸いです。ありがとうございました!
今回のポイントをまとめると……
・軽くてシワになりにくい(シワになっても気にならない)素材が持ち運びに便利
・重ね着できるサイズにすれば、3シーズン使える
・撥水性があったり、通気性が良いものを選ぶと急な雨にも対応できる
・色はコーディネイトを選ばない黒がベター



新澤 遥=写真 Yu Watanabe=文

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