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覗き見OK! 気になる隣の資産事情●住宅ローンに、子供の教育費、老後資金など、何かと出費がかさむ結婚生活。果たしてオーシャンズ世代の同輩はお金とどう向き合っているのか? 世帯年収1000万円以上の既婚男性200人に聞いた資産事情のリアル。
既婚男性200人のお金事情を明らかにする本企画。第一回のテーマは「我が家の小遣い事情」について。
不景気や物価高などが影響して「小遣いが減った」なんて話をたまに聞くが、オーシャンズ世代の同輩は実際どれくらいのお金を自分に使っているのか?
まずは、小遣い制の有無を見てみよう。
小遣い制を採用しているのは全体の5割!
なんと、200人中100人と、ぴったり半数が小遣い制を導入していることが発覚した。特に地方においてその傾向は顕著であり、逆に東京では「小遣い制じゃない」と答えた人が多かった。
総務省統計局の「2019年全国家計構造調査」によると、総世帯の年間収入(都道府県別)は、東京が629.7万円で堂々の一位。収入が多くなるほど、金銭的な余裕がうまれ、小遣い制を必要としなくなるのかもしれない(そのぶん生活費も嵩みそうだが)。
では、小遣い制の人とそうじゃない人は、毎月どのぐらいのお金を自分に使っているのだろうか?
Q. 小遣い制の場合、毎月の小遣い額を教えてください。
※右側には小遣い制と答えた人の全体の割合を表示
【1位】3〜5万円 30%
【2位】2〜3万円 24%
【3位】1〜2万円 17%
【4位】5〜10万円 16%
【5位】10〜20万円 6%
【6位】1万円以下 5%
【7位】5000円未満 2%
小遣い制の人に毎月の小遣い額を質問したところ、「3〜5万円」と回答した人が全体の30%を占めていることがわかった。「2〜3万円」と答えた人の割合を足し合わせると、これだけで過半数に達する。
彼らの小遣いの内訳は……
【3〜5万円の人】
・趣味代3万円、ランチ代2万円(兵庫県・50代)
・趣味代1.5万円、貯蓄1.5万円、病院代5000円、飲食代5000円(大阪府・40代)
・趣味代2万円、交際費1万円、ランチ代1万円(東京都・50代)
【2〜3万円の人】
・交際費2万円、ランチ代1万円(東京都・40代)
・交際費1万円、趣味代1万円、コーヒー代1万円(大阪府・30代)
・交際費1万円、ランチ代1万円、タバコ代1万円(埼玉県・50代)
趣味代や交際費のほか、「ランチ代」を記入した回答が目立っていた。どうやら家族でのお出かけなどは家計で出してもらって、昼食代は小遣いでやりくりしている大人が多いようだ。
ちなみに3番目に回答数の多かった「1〜2万円」の場合も、上記と同様の傾向が見られた。
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