オンロードもオフロードも楽しめるアドベンチャータイプ。ブレーキとクラッチレバーの位置は4段階で調節でき、ライダーの操作性を高める。312㏄ 全長2190×全幅880×全高1250mm 79万円~/BMW 0120-269-437
「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは……▶︎すべての写真を見る 何か新しいことに挑戦したい、と強く思うときってありますよね? 周りでは乗り物好きが高じて船舶免許を取得する人もいたりして、僕もつい刺激されています。
ポルシェが欲しいな、でもそれより自転車? などと思いを巡らせていたところ、映画『ミッション:インポッシブル』を見てバイクを乗り回すトム・クルーズのかっこよさに感動。僕も海沿いを走りたい! とバイクへの思いを熱くしています。
今はバイクの免許を持っていないので、ライセンスを取得するという行為自体も無性にわくわくしますね。
昔ずっとBMWの車に乗っていて、その硬派な魅力は理解しているつもり。なので、どんなバイクに乗るかリサーチする際もBMW一択でした。
BMWのバイクとひと言でいっても俊敏なスクーターからツーリング用、サーキットを走るスポーツバイクなどさまざまですが、僕の狙いはオフロードも走れるタイプ。山道も都会も自由に走れる手軽な大きさと乗りやすさが大事。
それで気になっているのがこの「G 310 GS」です。312ccの中型というサイズ感が理想的だし、なによりこのガンダムを思わせる造形の美しさに惹かれました。この鮮やかな色の組み合わせは汚れてもいい味を出しそう。
でももし僕が買うならブラックかな。また、車のメカは“箱”に入っていますが、バイクはエンジンもサスペンションもむき出しで、車とはデザイン的なアプローチがまったく違う点も面白い。
友人が古いハーレーダビッドソンに乗っていて、ディッキーズのパンツにヴァンズのスニーカーを履いていたりします。
そのこなれたカジュアルさを目指して、僕もフルフェイスのヘルメットを被りつつ、ファッションはトム・クルーズよろしく、Tシャツと短パン、スニーカーで颯爽と決めたいです。
藤井隆行●東京を代表するブランド「ノンネイティブ」のデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。「8月上旬に初のノンネイティブオンリーショップが中目黒にオープンしました。ブランドの世界観を体現した店舗になっているので、ぜひお立ち寄りください!」。