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シルバーアクセ以外のメンテナンス法を解説

基本的には素材が違ってもメンテナンスの手順はシルバーアクセサリーとほぼ同じ。ただ使用する溶液を変えた方がいいなど細かな注意点もあるので、まとめて解説しよう。

【ゴールドアクセの場合】



「ゴールドは、シルバーに比べると硫化しずらく黒ずみにくい特性があります。メンテナンスの手順は同じですが、ゴールド用のクリーナー液を使いましょう。クロスで磨く際には、シルバーほど強く行う必要はありません」。

【コーティングされたアクセの場合】

「例えばロジウムメッキのように、コーティングされたアクセサリーも、メンテナンスの手順はシルバーと同様です。ただ、磨く際にクロスに研磨剤が入っているとコーティングが取れてしまう可能性があるので、メガネ拭きのような柔らかい布を使用しましょう」。

【真鍮アクセサリーの場合】

「真鍮に関しては、専用のクリーナー液がないため、ただひたすら研磨剤入りクロスで磨いてメンテナンスするしかありません。洗剤を使うと銅部分が出てきて真っ赤になる、細くなる、溶けるといったアクシデントを起こしかねません。水洗し、油分を取り除いてしっかり拭きましょう」。 



「アクセサリーは1週間に1度ほどメンテナンスするのが理想的ですが、見た目が気になったらやる、あるいはお出かけの前日にやる、といったスタンスでも問題はありません。帰宅後にアクセサリーを水洗いする習慣をつけるだけでも、キレイな状態を保ちやすくなります」。

正しいメンテナンス法と知識、そして日々のケアをして、愛用アクセサリーと長く付き合っていこう。

佐藤 裕=写真 菊地 亮=取材・文

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