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2023.08.08

からだ

「薬用」印をチェック!デオドラントの正しい使い方と選び方。ニオイ問題解決マニュアル【実践編】


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世の中に溢れる、デオドラントアイテムの数々。

「いったい何をいつ使えば効果的なのか?」。そんな疑問に応えるべく、ニオイケアアイテムの正しい選び方と使い方、そしておすすめアイテムを整理して紹介!

今回は、肌とカラダのスペシャリスト・山﨑まいこ先生に加え、ニオイケア製品のパイオニア的存在であるマンダムのPR担当・根岸沙英さんにも話を聞いた。

▶︎第1回「夏の汗が一番クサイ」は本当だった!大人が気になるニオイ問題

話を聞いたのは……
◉山﨑まいこ先生まいこホリスティック スキンクリニック院長・山﨑まいこ先生●美容専門誌や女性誌などのメディア出演多数。多角的な視点から、肌やカラダの悩みに応える専門医。

まいこホリスティック スキンクリニック院長・山﨑まいこ先生●美容専門誌や女性誌などのメディア出演多数。多角的な視点から、肌やカラダの悩みに応える専門医。


◉マンダム 根岸沙英さん
マンダム広報部 主任・根岸 沙英さん●2018年入社。自らが体験した"化粧品で人生は変わる!"ということを、自社の商品を通じて多くの人に経験してもらうべく奮闘中。

マンダム広報部 主任・根岸 沙英さん●2018年入社。自らが体験した"化粧品で人生は変わる!"ということを、自社の商品を通じて多くの人に経験してもらうべく奮闘中。


まずは、種類が豊富なデオドラント製品をしっかり見極める

汗対策に欠かせないデオドラント製品。何種類もあって、どれを選ぼうか悩む人も少なくないのでは?

まいこ先生によると、デオドラントは大きく分けるとふたつなのだそう。



「まずひとつ目は、ニオイの原因となる汗自体を止めたり、汗の臭いの元となる成分を作り出す雑菌を殺菌する制汗剤と呼ばれる“防臭”タイプです。

メーカーによって配合されている成分は異なりますが、汗をかく前の清潔な肌に塗布することで、汗腺を引き締めて発汗を抑えたり、菌の繁殖を防いだりしてくれます。

ふたつ目は、発汗時に発生したニオイを消すための“消臭”タイプ。

これは主に汗をかいた後に使うもので、製品自体の香りでニオイをケアし、肌を爽やかに整える効果があります。どちらかというと化粧品やフレグランスに近い位置づけですね。

この違いをきちんと理解しないで使っている人もいますが、より効果的にニオイを対策するためには使うべきアイテム選びと、使用するタイミングの見極めが重要になります」(まいこ先生)。



ニオイを完璧に防ぐなら、出かける前に防臭タイプの制汗剤で汗をブロック。それでも汗を完全に防ぐことはできないので、消臭タイプのアイテムを持ち歩き、出先でケア。

アイテムを正しいタイミングで組み合わせることが、ニオイ対策の基本だ。

とにかく気になる汗をブロックしたい!アイテム選びの基準とは?

ニオイの最大の原因は、汗をエサとして皮膚表面の雑菌が繁殖すること。その問題を軽減してくれるのが制汗剤だ。

マンダムPR根岸さんは、商品選びの要は「医薬部外品」かどうかだと言う。

製品パッケージに「薬用」という印があるかをチェック!

製品パッケージに「薬用」という印があるかをチェック!


「ロールオンタイプやスプレーなど、種類や形状はいろいろと発売されています。ですが、汗を抑える効果や、菌の繁殖を防ぐ殺菌効果が認められた有効成分が配合されたものは、必ず商品に『医薬部外品』と表記されています。

商品名に『薬用』と表記されているものも、この医薬部外品と認められている目印です。

汗やニオイをしっかりと抑制したい場合、これらの医薬部外品の使用をおすすめします」(マンダムPR根岸さん)。

普段、何気なく使用していた制汗アイテムも、効果効能が認められている製品を選ぶことで、確かな実感が得られるはずだ。

汗の止めすぎに注意を!パーツごとにアイテムを使い分けよう



まいこ先生によると、制汗剤は選び方だけでなく、使用方法にも注意が必要だそう。

「汗をかくことには体温を調節する大切な役割もあります。やみくもに止めすぎると体調不良の原因にもつながるのでご注意を!

たくさん汗をかくけど、止めてもさほど支障のない脇や足などは制汗剤で汗を止めるケアをしても問題ないです」(まいこ先生)。
 

「ただ、背中や胸などの広い面の汗を完璧に止めてしまうと、体温調整に支障が出てしまいます。

どうしても体全体の汗を止めたい場合は、朝だけ制汗スプレーを使って、外出先ではミストや拭き取りアイテムなど、リフレッシュ感のある製品でケアすることがおすすめです」(まいこ先生)。

ひとつのアイテムで全てを解決するのは至難の業。体の部位ごとに使い分けることが、健康的かつ気になるニオイに立ち向かうポイントだ。


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