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2023.07.29

ファッション

「夏フェスは軍パン&ベストが好都合です」気鋭クリエイターのミリタリースタイル


「備えよ! 夏フェス・PREパパラッチ」とは……

アクティブに楽しむフェスにおいては、タフなアイテムが何かと重宝する。

その代名詞である“軍もの”を上手に取り入れているのが、クリエイティブ制作やブランディングサポートを行う、猿渡大輔さんだ。

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この人をパパラッチ!

猿渡大輔●1992年生まれ。千葉県出身。大学卒業後、ファッション、アウトドア業界等でのグラフィックデザイナーやブランドディレクターを経て、現在は自営業でさまざまな業種のクリエイティブ制作やブランディングサポートを行う。趣味はサーフフォトで、好きなアーティストはザ・ベンチャーズ。

猿渡大輔●1992年生まれ。千葉県出身。大学卒業後、ファッション、アウトドア業界等でのグラフィックデザイナーやブランドディレクターを経て、現在は自営業でさまざまな業種のクリエイティブ制作やブランディングサポートを行う。趣味はサーフフォトで、好きなアーティストはザ・ベンチャーズ。

ミリタリーベスト&古着のパンツでセットアップ風に

ベスト=ネクサス セブン Tシャツ=オリジナル パンツ=古着 シューズ=メレル バッグ=ジャンド

ベスト=ネクサス セブン Tシャツ=オリジナル パンツ=古着 シューズ=メレル バッグ=ジャンド

「音楽に詳しいわけではないのですが、『グリーンルーム フェスティバル』には仕事とプライベートを兼ねて5年以上は参戦していますね」と猿渡さん。

今年はすでに「ビバ・ラ・ロック」に参戦済み。今回はその際のフェススタイルを再現してもらった。

「パンツはデッドストックのカナダ軍のオーバーパンツで、色違いを見つけたら買い足すくらい気に入っているアイテム。シルエットが好きなんです。これは福岡の軍物をメインに取り扱う古着屋さんで購入しました

軍パンはポケットも多く、容量も大きいから荷物もたくさん入って、フェスなんかでは本当に好都合なんですよ」。



「フェスといえば欠かせない」と猿渡さんは話す。

「ネクサス セブンのベストは、セットアップかと思うくらいパンツと相性が良くて、改めてその手腕に驚かされました。

今は実用性を兼ねて手拭いと印籠を付けていますが、これがフェスではアーティストのタオルになります」。



着用するTシャツには、とある理由から人並みならぬこだわりが生まれたという。



「ファッション業界で働き始めてから、どうしても着ているアイテムが自分の意思とは無関係にメッセージ性を帯びてしまうことが多くなって......。

特にTシャツはそれが顕著で、誰も分からないアイテムを求めた結果、仕事時の屋号を入れたTシャツを着るようになりました。デザインだけでなく、ボディを選ぶ楽しみもあるんですよ」。



そんなTシャツの肩からかかっているのはミニバッグではなく、財布だ。

「ジャンドというアメリカの老舗アウトドアメーカーの財布で、フェスに参加するときはこれを使っています。普段使っている財布は持って行きたくない派なんです。

最新の機能素材を使わないイナたいデザインと、ポケットから出し入れせずに最低限のものが入れられる利便性が気に入っています」。



足元は、フェスだからと変に気合いを入れず、慣れ親しんだ一足で向かうそう。

「防水機能を搭載しているメレルのスニーカーを履いています。フェスでは何かと歩いたり立っていたりすることが多いので、足に馴染んだスニーカーがいちばんです」。

細部にこだわりが散りばめられた、猿渡さんのスタイル。彼のもの選びのポイントは、フェスコーデを考えるうえで大いに参考になりそうだ。

YOSHIAKI HIKINUMA=写真 Riku Ogawa=取材・文 

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