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2023.07.22

ファッション

「フジロックは手ぶらで参戦」バンドTシャツでキメる業界人のフェススタイル



「備えよ! 夏フェス・PREパパラッチ」とは……

今年フェスに参戦予定のファッション業界人たちに、着こなしのコツを聞く本企画。

今回は好感度な人々を魅了してやまない原宿のセレクトショップ「オフショア」のオーナーで、バンドTシャツ愛好家としての顔も持つ、的場良平さんに話を聞いた。

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この人をパパラッチ!

的場良平●1984年生まれ。東京都出身。文化服装学院を卒業後、東京・原宿を代表する古着店「ベルベルジン」でショップスタッフとして働き、2017年に自身がオーナーを務めるセレクトショップ「オフショア」を原宿にオープン。趣味はサウナで、好きなアーティストはサンダーキャット。

的場良平●1984年生まれ。東京都出身。文化服装学院を卒業後、東京・原宿を代表する古着店「ベルベルジン」でショップスタッフとして働き、2017年に自身がオーナーを務めるセレクトショップ「オフショア」を原宿にオープン。趣味はサウナで、好きなアーティストはサンダーキャット。

手ぶら派のサイケなバンTフェス・スタイル!

アウター=フィンガリン Tシャツ=古着 パンツ=ボット シューズ=ドッグス アイウエア=ロエベ キャップ=エメ レオン ドレ 

アウター=フィンガリン Tシャツ=古着 パンツ=ボット シューズ=ドッグス アイウエア=ロエベ キャップ=エメ レオン ドレ 

15年ほど前からフェスに行き始め、毎年のように「フジロック フェスティバル」と「サマーソニック」の2大フェスには参加してきたという的場さん。

しかし、2017年に「オフショア」をオープンしてからは、そのスタイルに変化があったそう。

「自分でお店をやり始めてからというもの、土日開催のフェスにフルで参加するのは少し難しくなってしまって......。なので、どうしても観たいアーティストの来日公演が都内でなかった場合のみ、フェスに足を運ぶようになりました」。

とはいえ、今年も2大フェスには1日だけでも参加予定とのことで、今回はフジロックを意識したスタイリングを披露してもらった。



「やっぱり僕はバンTが好きなので、今日は1970〜80年代に活躍したメイズというアメリカのソウル・バンドのTシャツをメインにスタイリングを組みました。

活動初期のバンTで、どこかサイケデリックなグラフィックと、挿し色のブルーがお気に入りです。たとえレアなバンTでも、“着てなんぼ”だと思っているので気にしませんね。

あとは、会場で現行品のバンTを買って着替えることもあります」。



そして、フジロックでは何よりも“楽であること”を心掛けているという。



「リラックスして音楽を楽しみたいので、楽な格好で手ぶらがいちばんだと思っています。言っちゃえば、コンビニに行く感覚です(笑)。

ただ、絶対に雨は降るので、ボットのスイムショーツにドッグスのスポーツサンダルという、どれだけ濡れても平気な組み合わせにしました」。

それでも万が一に備え、機能性に優れたアウターは必需品。



「フィンガリンのこのジャケットは、数年前から欠かせなくなりました。ある程度の雨は防いでくれるし、内側に2本のコードが付いているので、着る必要がないときはバックパックのように背負えるし、収納力も高いんですよ」。

最後に、手ぶら派の的場さんならではのアドバイスをもらった。

「フジロックは昨年から完全キャッシュレス決済になったので、スマートフォンだけあれば過ごせるんですが、逆をいうとスマートフォンが使えなくなると終わりです。なのでフリーザーバッグだけは持って向かってください(笑)」。

楽さを追求しながらも、好物はしっかり押さえた的場さん流のフェススタイル。フェスはなるべく軽装で、という人はポケットにフリーザーバッグを忍ばせておこう。

YOSHIAKI HIKINUMA=写真 Riku Ogawa=取材・文 

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